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2015年5月16日土曜日

北朝鮮情報を得るのに、東京は最高の場所である。
例えば、北朝鮮の要人リストか欲しい時に、韓国の国家情報院でもらうより、丸善や紀伊国屋で売っている『朝鮮民主主義共和国組織別人名簿』(ラヂオプレス社)の方が正確である。
しかも毎年新版が出ているので、全部買えば時系列で要人のポストの変遷が分かる。
この調査を自前でやろうとしたら、委託研究で5~6千万円かかるものが、東京に来れば10万円で手に入る。
また、神保町には「レインボー通商」という本やがあり、北朝鮮からの流出本を売っている。
店主が中国の延辺で買い付け、リュックサックで担いできた物だが、この本屋はインテリジェンスの業界関係者の間で、国際的によく知られているという。
同時に北朝鮮側も、この本屋の利用価値に目を付け、伝えておいた方がいい事はレインボー通商を介して、自然と然るべ所に伝わるようになっている。
レインボー通商で売られている『金日成著作集』や『露朝事典』の後ろに四角いカッコに入った数字とマル数字がハンコで押してあり、おそらく原簿があって、どこに流したものかが分かるようになっている。
エリツィンはKGBと戦争をして、2度KGBに殺されかけている。
その後、エリツィンは権力を握ったあと、KGBを潰すつもりだった。
側近グループはインテリジェンス体制が完全に崩壊するのを避けるために、KGBを対外諜報庁と連邦保安省に分割するが、エリツィンの怒りの他さきは国内担当の保安省に向かい、防諜庁、連邦保安庁(FSB)などと、何度も名称が変わり、職員は1ヶ月に1回人事異動があり、2ヶ月に1回機構改革があった。
エリツィンの在任8年間ずっとそれが続いたが、プーチンが連邦保安庁の長官になって初めて、無意味な人事異動を止めさせた。
池上彰氏は、宅配で新聞を8紙(朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、日本経済新聞、サンケイエクスプレス、中国新聞、朝日小学生新聞、毎日小学生新聞)とっているという。
更に大学への通勤途中に駅で2紙(東京新聞、産経新聞)を買って読んでいる。
ウクライナの革命の報道では、新聞各社の基礎体力の差がはっきりと出た。
初動でロシア語が堪能な記者を2人、現地に送っている朝日新聞は圧倒的に強かった。
産経新聞は外電に頼りながら、徹底的に「論」で勝負していた。
他の新聞社は、中途半端な内容だった。
新約聖書には27文書が含まれているが、それらは紀元前50年前半から約百年の間に掛れたものと見られている。
この時代には聖書に収録されたもの以外にも、多くの文書やイエスの言行録(福音書)が存在していた。
しかし、最終的にアレクサンドリアの司教アタナシオスの権威によって、367年に27文書のみを新約聖書とすることが決定された。
これによって、新約聖書に含まれない文書は偽典(異端文書)とされ、2001年に発見された「ユダの福音書」もその一つである。
イエス・キリストは、姓名ではない。
イエスは日本人の太郎、一郎のように、当時のパレスチナにいた、どこにでもあるごく普通の名前で、キリストは「油を注がれた者」の意味で救済主を表す。
ユダヤでは、王様が戴冠する時に油を注ぐ習慣があり、王様=救世主というのが、ユダヤ教の伝統的な考え方となる。

「イエス・キリスト」という表現は、「イエスという1世紀に存在した男が、キリストという救い主であると信じている」という神学的表現(信仰告白)なのである。

2015年5月15日金曜日

日本語の「教養」という言葉は、19世紀末から20世紀初頭に使われ始めた比較的新しい言葉である。
この言葉に最も近い外国語は、ビルドゥング(Bildung)というドイツ語で、単なる知識の集積ではなく、「知的能力を開発し、生成していく」という時間的な要素が含まれる概念である。
あるいはドイツ語のクルトゥール(Kultur)という言葉も近く、これは英語のカルチャーに当たる言葉で、ラテン語のコレーレ(colere=耕す)という言葉に由来している。
教養とは「耕す」ことによって生成する知のあり方なのである。
中世神学の世界には「総合知に対立する博識」という格言があり、断片的な俊樹を積み重ねたところで、単なる博識にすぎず、総合的な知、つまり「教養」にはらない。
断片的な知識をつなげて体系的な「物語」にする能力が必要なのである。