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2017年8月13日日曜日

近年、ポストBRICsの有力候補として、VIP(ベトナム、インドネシア、フィリピン)という造語が使われる機会が増えている。
VIPには「Very Inportant partner」という意味も含まれているという。
平成29年度の資本金1億円以下の普通法人の実効税率(法人税、法人事業税、法人住民税など、実際に負担する税額の所得金額に対する割合)は以下となっている。
・所得400万円以下 21.42%
・所得400万円超800万円以下 23.20%
・所得800万円超  33.80%
個人の場合、所得が330万円を超えると所得税・住民税で30%を越える税率となるので、法人化する方が有利になる。
不動産経営において何より重要なことは、現金の手残りがいくらになるかを把握しておくことである。
税金計算上の収入金額と実際の収入、必要経費と実際の支出は異なってくる。
借入をして不動産を購入している場合、税務上は黒字になっているのに、キャッシュフローが赤字になっている事がある。
所得とキャッシュフローのズレを把握するには、以下のことを理解しておく必要がある。
〇お金は入らないが収入金額に計上されるもの(家賃の滞納金)
 家賃滞納があると、実際はお金が入ってこないが、所得として収入に計上される。
〇お金は入るが収入金額に計上されないもの(敷金・保証金)
 敷金や保証金は契約時にお金が入ってくるが、退去時に返金することになるので、所得計算としては預り金となり、収入には計上されない。
〇お金は出ていくが必要経費にならならもの(借入金の元本、所得税・住民税)
 元本は減価償却費として計上されるため、借入金の利息は経費になるが、元本の返済は経費にならない。所得税や住民税もお金は出ていくが、経費にはならない。
〇お金は出ていかないが必要経費になるもの(減価償却費)
 減価償却費は減価償却資産の購入時にはお金が出ていくが、それ以後お金は出ていかない。しかし必要経費として計上される。

2017年8月1日火曜日

古代ギリシャには、時間を表す言葉が「クロノス」と「カイロス」の2種類あった。
クロノスは白髪の老人の姿で表され、時計の針の動きそのままの時間を意味している。
我々が普段使っている時間だと思えばよい。
一方、カイロスは「今だ」と感じるタイミングのようなものを指す。
クロノスが量の問題であるのに対して、カイロスは質の問題である。
カイロスを感じることができるのは、今この瞬間を生きている時だけである。
我々には「今」しかない。
未来や過去は想像の中にあるだけであり、我々の行動が何らかの力を持つのは、今ここにおいてだけである。

2017年7月31日月曜日

イギリスは北海油田の発見によって、1980年に油石輸出国となり、その後の10年間で2500億ドルの相当の大金を手に入れた。
その資金を何に使ったのかは諸説あるが、確実なのはお金を使って消費してしまったということである。
一方、イギリスと同様に石油の発見で、大金を入れたノルウェーは、基金を設立して収入の大半を運用に回した。
現在、その価値は7200億ドルにも達し、世界でも最大級の政府系ファンドとなっている。
毎年アカデミー賞の季節になると、世界中で作品賞の予想で盛り上がるが、作品賞の陰に隠れて、目立たない「アカデミー編集賞」というものがある。
1981年以来、作品賞をとった作品はほぼ例外なく編集賞にもノミネートされている。
実際に、編集賞と両方ノミネートされている場合、3分の2は作品賞を獲得している。
アカデミー賞の歴史の中で最も尊敬されている編集技師は、マイケル・カーンという人物である。
彼が手掛けた映画は、『レイダーズ/失われたアーク』『プライベート・ライアン』「シンドラーのリスト』など数々の超有名作品を編集している。
スティーブン・スピルバーグの監督作品は殆ど全てカーンが編集している。
それなのにカーンの名前を知っている人は少ない。
編集の仕事が「目に見えないアート」と呼ばれる所以である。
ノーベル賞を受賞した心理学者のダニエル・カーネマンが、いったん所有してしまうと失うのが怖い「授かり効果」に関する実験をしている。
カーネマンは、ランダムに選んだ被験者の半数にマグカップを与え、残りの半数には与えなかった。
マグカップを貰った所有しているグループには「いくら払えばそのマグカップを手放すか?」と質問し、残りの所有しないグループには「そのマグカップを手に入れるのにいくら払うか」と質問した。
その結果、所有するグループが最低でも5ドル25セントだったのに対して、所有しなかグループの答は2ドル25セント~2ドル75セントに留まった。
所有しているという理由だけで、何の変哲もないマグカップの価値が3ドル分も高く感じられるのである。
人は何の訳に立つ訳でもないのに、所有しているという理由だけで、失うのがもったいないと感じてしまう。