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2014年10月2日木曜日

早坂茂三の『オヤジの遺言』に、田中角栄の魅力を語るエピソードが紹介されている。
「寸志の渡し方」で、一番難しいのは旅先で先方が用意した車の運転手だという。
早坂が座席から渡せば済むと答えると、角栄は「駄目だ。俺やSPが見ている。心付けは誰もわからんところで渡すんだ。カネが生きる」と叱り、こう答えた。
「目的地に着けば、SPが下り、運転手が俺のドアを開ける。最後に君が下りる。運転手はドアの把手(とって)を握ったままだ。車の降り際に彼の手にしのばせろ。そこは死角だ。出迎えの連中は俺が目当てだ。誰も君を見ていない。わかったね。」
役人に渡す時でも、相手が断ろうとすると、
「君にやるんじゃないんだ。君が部下を慰労する時にな」
と言って、相手が自己弁明できるようにしたのである。

『オヤジの遺言』

2014年9月30日火曜日

ひとり暮らしの単身高齢者は600万人に急増、その多くが自分の年金だけで生活している。
単身高齢者の46%が年間の年間支給額が120万円未満で、そのうち生活保護を受けているのが70万人、残りの200万人が生活保護を受けずに生活している。
その中には、頼れる家族もなく、貯金も少なく医療も介護も充分受けれない「老後破産」の高齢者が増えている。
年金が生活保護水準の月13万円より少ない場合、差額分の保護費を受け取れる手続きがあるが、本人達は年金を支給されていると生活保護を受けれないと思っているケースが多いという。
生活保護を受けると医療費は免除されるが、生活保護を受けるためには自宅や土地を手放さねばならない。
港区は区内の独居高齢者5700人に対し、相談員は11名で独居高齢者の実態把握の調査をしている。
年金収入が少ない人ほど、周囲から孤立する傾向があるという。
また、港区の独居高齢者の81.6%が介護サービスを受けていない。
港区のような自治体はなく、全国的に老後破産の実態は殆ど把握されていない。
日本の年金制度が作られた高度成長期には、家族同居率が6割あり、老後の生活は家族に依存する前提となっていたが、2013年現在の3世代同居率は13%しかない。
また、現役世代の生活も厳しく、離れて暮らす子供達を頼れない高齢者が増えている。
国民年金は40年間満額支払うと、毎月6万4000円の年金を支給してもらえるが、途中支払が滞っていると、満額を支給してもらえない。

2014年9月29日月曜日

2013年に民間企業の労働者が受け取った平均給与は416万6000円と、前年比5万6000円増えた。
ピークだった1997年より50万円少ない。

2014年9月28日日曜日

検察の歴史をさかのぼると、現在の検察の姿は、明治から大正時代にかけて司法官僚として辣腕をふるった平沼騏一郎を抜きには語れない。
平沼は、現在の東京大学法学部を卒業後、司法省に入省し、その後、検事総長を経て、大審院長に就任した。
平沼の最大のテーマは、司法官僚の地位をいかに上げるかということであり、彼は見事に達成した。
最初のきっかけは、1909年の日糖疑獄であり、1910年の大逆事件だった。
日糖疑獄では、贈賄側の日本製糖の幹部、収賄側では立憲政友会、憲政本党、大同倶楽部の政治家20人を摘発した。
その後の海軍の軍艦購入をめぐる汚職であるシーメンス事件でも、要人摘発を繰り返し、その間に司法官僚の地位を上げることに成功した。
平沼は回顧録の中で、司法省は自分が入った明治時代半ばには、誰も振り向きもしない三流官庁だったげど、日糖疑獄を手掛けてからは、世間から一目置かれるようになったという意味の一文を残している。
平沼は、政界や他の官庁の懐に手を突っ込むことで検察の存在感を高めていった。
司法官僚に限らず、日本の官僚は、一方で国家を意識しながら、もう一方で省益をどうやって高めていくかを意識している。
ある意味では、相反する気持ちを強烈に持っていることが伺える。
衆議院、参議院それぞれに設置される「議院運営委員会」は、国会法に規定された常任委員会のひとつであり、委員会理事や委員には各党の国会対策委員会の幹部(副委員長・委員)が就任する。
議運委員長は、国会にも部屋があり、議長、副議長に次ぐポストである。
自民党で、議運委員長は、選挙を仕切る総務局長と同じく出世コース。
日本生産性本部の『レジャー白書』によると、様々なエンターテイメントにお金ほ使っている顧客セグメントが分かる。
その中で「書籍代」については、一番使っている40代男性でもせいぜい月2000円程度しかなく、他の年代や女性の場合、月に数百円しか使っていない。
多くの日本人は、知恵や知識に投資をしていないようである。

心理学者のワイズマン博士が、運のよさ・悪さに興味を持ち、実際に様々な社会実験やアンケートの結果から、運がいい人の特徴として4つの習慣を指摘している。
1.チャンスを最大限に広げて、生かしている人
2.直観と本能を信じて、気づきが多い人
3.将来に対して目標や夢があり、幸運を期待する人
4.不運なことがあっても、それを幸運に変えられる人
意味のない批判を行うということは、チャンスを排除してしまったり、気づきの機会を逃したり、必要以上に不幸を装ったり、あるいは自分が不運だと強く思い込むことになりかねない。

『運のいい人の法則』 (角川文庫)