Amazon

2017年10月1日日曜日

オーストラリアのゴールドコーストでUberが瞬く間に浸透したのは、オーストラリアに規制が少ないからである。
日本のようにタクシー免許を取得するまでが大変ということがなく、125ドルを払って客を乗せても良いというライセンスを得れば、翌日からUberに登録ができてしまう。
少し前の話だが、サンフランシスコで3人の若者が同居していた。
みな貧しく、部屋の家賃を払うお金もなかった。
そこで3人は、自分達の狭いアパートを貸すことを思いつく。
サンフランシスコでは国際会議が多く開かれるので、会議がある時に部屋を貸し、それで得たお金を家賃の支払いに充てようと考えた。
ベッドが無かったのでエアマットレスを持ち込み、社名をエアーベッド・アンド・ブレックファーストの略でAirbnbと名付けた。
これが時価総額5兆円のベンチャ―企業の誕生の経緯である。
初日に3人のお客を迎えてスタートし、あっという間にニューヨークからハンブルグに広がった。
そして、創業から5年で世界500都市においてサービスを展開している。

2017年9月29日金曜日

Uberはサンフランシスコで生まれながら、本社機能はオランダにある。
世界のどこかでUberが使われると、その瞬間にオランダの本社に取引情報が送信される。
運転手に売上の85%を支払う業務はオランダで行われている。
さらにオランダ本社は、そこから経費を除いた利益を、タックス・ヘイブンであるバミューダに本社登録した別会社に送り、最終的にサンフランシスコの親会社に送られる「技術料」は全体の1.45%のみである。
そのため、Uberが大成功しても米国政府には税収は殆ど入らない。
Uberの実際の本社はサイバースペースにあり、世界中のあらゆるオーダーを同じシステムで決済しているので、国という単位は殆ど意味をなしていない。
この延長線上で考えると、カントリーリスクもない、という事になる。
20世紀には、会社が他国に進出して多国籍企業が生まれ、「企業の多国籍化」と言う言葉がよく使われた。
しかし、21世紀では、企業は多国籍である必要すら無くなっている。
Uberでは3000人以上の社員が働いているが、クラウド・ソーシングで人材を調達しているので、誰がどこにいても関係ない。
場所はどこであろうと、結果的に仕事さえやっていれば良いのである。
オーストラリアのゴールドコーストでは、昔ながらの流しのタクシーは殆ど走っていないという。
Uberを利用する人が多くなり、街を流して走っていても、客を拾えなくなったからだという。
ゴールドコーストからタクシーが消えたのは、ここ1年ほどのことでそれくらい変化のスピードは速い。
テクノロジーが介在すると、世の中は凄いスピードで変化する。
ドイツの航空会社ルフトハンザは、世界の民生用ドローンのシェア7割を占める中国のDJIと契約し、ドローンを使って航空機の機体整備を行っている。
人間が見るのは大変な所にドローンを飛ばして点検し、機体の上側や尾翼、その付け根の部分などを克明に見て、異常がないかどうか検査している。

2017年9月26日火曜日

セーフィー株式会社が提供する「クラウド防犯カメラ」は、170度モニターできるカメラとスマホを連携させるセキュリティーサービスである。
カメラで捉えた映像を自分のPCやスマホで見ることができる。
このカメラを自宅の玄関前に取り付け、月1200円を支払うと、人が着た時にセンサーが感知し、自分のスマホにアラートで通知してくれる。
さらに録画された1週間分の画像データがクラウド上に保存されているので、トラブルがあった際には、それを警察に持ち込めば分析してもらうことも可能である。
高額な機械警備で高収益を上げて来たセコムやALSOKの既存のサービスが魅力を失う可能性がある。

2017年9月25日月曜日

Amazon.comは、単なる書店だと思われていたが、いつの間にか巨大なeコマースの小売業になってしまった。
ジェフ・ベゾス共同創設者は、20年前にアマゾンを創業した時点で「自分は本屋になるのではない。自分は世界一のリテーラー、小売業者になるのだ」と宣言しており、彼は初めからeコマースの広がりを想定して事業を展開してきたのである。
彼が書店からスタートしたのは、当時のインターネットの技術では書籍が一番誤発注が少ない商材だったからである。
その後、ベゾス氏は小売業を目指し、カーテンやソファなどを販売したが、返品の山となり散々だったという。
ある時、ベゾス氏は、米国で靴のeコマースで売上を伸ばすザッポスを運営する台湾出身の経営者と出会った。
ザッポスは、「返品自由」というシステムを取っていた。
ザッポスの顧客は、当初は3足を一度に注文して一番会う靴を残し、残りを返品するが、そのうち何度も繰り返すと、自分に合う商品がハッキリし、返品率が下がっていく事が分かっていた。
多くのビジネスは先手必勝であり、先に仕掛けた方が勝つ。
追随する企業が試行錯誤している間に、ノウハウが蓄積された先行企業は売上を伸ばし、更なる挑戦ができるからである。
ベゾス氏は、世界最大の小売業者になるという目標を実現させるため、ザッポスを900億円で買収した。