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2013年7月24日水曜日

所得税は貯蓄に対して重くかかるので、消費と貯蓄の選択に中立的ではないと言われる。
所得税を課税された所得を貯蓄すると、その貯蓄が生み出した利子などの所得にも、所得税が更に課税されるからである。
その為、「中立」という原則から、所得税よりも消費税が望ましいと主張されることになる。

「簡素」という原則からも、所得の捕捉が困難な所得税より、消費税の税務行政は簡単だと主張されることになる。

しかし、実際には消費税の税務執行は世界各国で困難となっており、所得税に比べて消費税の捕捉率は圧倒的に悪い。