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2018年1月18日木曜日

フェイスブックは、最初は自分のプロフィールを載せるだけの大学生向けの自己紹介サイトに過ぎなかった。
フェイスブックが大きくユーザー数を伸ばしたキラーアプリケーションは写真だったという。
タイムラインに写真を投稿した時のユーザーの反応はテキストの場合とは全く異なっていた。
2012年にフェイスブックは、「社員13人で売上がほぼゼロ」の写真共有アプリ「インスタグラム」を800億円で買収する。
写真がSNSにおけるキラーアプリだと理解できていたザッカーバーグだからこそ、高い評価ができたのである。
2017年現在、インスタグラムは月間利用者数が8億人を超え、その時価総額は6兆円と言われている。
夫が生命保険に加入していれば、死亡すれば保険金が支払われる。
生命保険金の平均額は2000万円程度である。
しかし、妻にとって夫が死ぬことのメリットは他にもある。
夫がサラリーマンで18歳以下の子供がいる場合、遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給される。
子供が2人いる場合は基礎年金で年120万円、厚生年金を加えると年200万円近くになる。
さらに住宅ローンを借りてマイホームを購入している場合、自動的に団体信用保険に加入しているので、保険会社が代わりにローンの残債を全額支払ってくれる。
「だんなDEATH NOTE」というサイトがある。
夫に今すぐ死んで欲しいと毎日思っている妻が、日ごろの恨みつらみを自由に投稿できるサイトである。
Googleでは検索用語を入力すると、自動的に候補の単語が表示されるが、7~8年前からこの検索ボックスに「夫」と入力すると「死んでほしい」という言葉が真っ先に出てくるようになったという。
つまり多くの妻がインターネットで「夫 死んでほしい」と検索しているからである。
ほかの検索候補に「夫 死亡 保険」「夫 死亡 手続き」なども並んでいる事から、彼女達は夫が死んで死亡保険を受け取る事を願っているのである。
「就業時間」に注目すると、男女の格差は少なくなり、大卒の女性も男性社員と同じように昇進している。
日本の会社は残業時間で社員の昇進を決めているのである。
日本の会社は社員に滅私奉公を求めており、社員は忠誠の証として無制限のサービス残業をしているのである。
年収の低い男性は結婚できないと言われており、専業主婦志向の女性が
低収入の男性を相手にしないからだとされている。
その根拠は、東京に住む未婚女性(25~34歳)を調査したところ、4割が「結婚相手の理想の年収は600万円」と答えたからである。(『「婚活」時代』山田昌弘、白川桃子)
男女平等社会のアメリカでさえ、妻が夫の年収を超えると離婚が増え、夫より年収が低い方が妻の幸福度も高いことが分かっている。
しかし荒川和久氏は『超ソロ社会』で、年収の低い男は結婚できない説は、根拠のない都市伝説でと述べている。
男性の年代別年収分布で既婚か未婚かを見ると、30代以上では年収300万円を超えると既婚者が一気に増え、そして既婚者の割合は年収が増えても殆ど変らない。
経済的な余裕ができれば結婚したい男性は結婚するし、経済的な余裕があっても結婚しない男性は結婚しないのである。
逆にいうと、相手が年収300万円でも結婚する女性はたくさんいるという事である。
魅力のある男性は収入にかかわらずモテるし、本人にその気があれば結婚もできるのである。
つまり、年収の低い男は結婚できない説は、彼女のいない男性の自己正当化という事になる。
モテないのは自分に魅力がないからだと現実を直視するよりも、世の中の恩内がカネにしか興味がないから、と考えた方が気が楽なのである。
2012年に総務省が働き方と結婚の関係ついて調査をしているが、それによると職業によって生涯未婚率は大きく変わる。
正社員の女性の生涯未婚率77%のテレビ業界を筆頭に、新聞・出版などマスコミは半分以上、広告業界やIT系は3人に1人が一度も結婚していない。
これらの職業は「クリエイティブ」な仕事とされるが、面白いのは電力会社やガス会社で働く女性も3人に1人は結婚していない。
この調査では、正社員と非正規の未婚率の違いについても調べている。
非正規の男性の生涯未婚率が40.4%なのに対して、非正規の女性は僅か6.5%である。
また、年収と生涯未婚率にも明確な関係がある。
未婚率が10%以下なのは年収150万円以下の女性と、年収800万円以上の男性で、女性は年収が高いほど、男性は年収が低いほど結婚していない。
この数字は45歳から54歳の年収別未婚者数の割合なので、結婚するかどうかを決めたのは10~20年前ということになる。
つまり「低収入な女性」の多くは主婦である。
非正規の女性は結婚しているのではなく、主婦が非正規の仕事で働いているのである。
女性の未婚率は年収1000万円でいきなり跳ね上がるが、ハイスペックな女性は結婚できないのではなく、独身のまま仕事をつづけた結果、年収が高くなったのである。
興味深いのは、年収600万円を境に女性の未婚率が下がっており、年収900万円代では未婚率16%と、年収2000万円の女性と変わらない。
現在の日本では、10世帯に1世帯は世帯年収1000万円以上、1000世帯に3~4世帯は1500万円以上である。
サラリーマンの給与は上がっていないので、つまり高収入の共働き世帯が増えているのである。
つまり、年収の高い女性は結婚できないのではなく、ハイスペック女子の多くは結婚していて、経済的に恵まれた家庭を作っているのである。