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2018年1月18日木曜日

2012年に総務省が働き方と結婚の関係ついて調査をしているが、それによると職業によって生涯未婚率は大きく変わる。
正社員の女性の生涯未婚率77%のテレビ業界を筆頭に、新聞・出版などマスコミは半分以上、広告業界やIT系は3人に1人が一度も結婚していない。
これらの職業は「クリエイティブ」な仕事とされるが、面白いのは電力会社やガス会社で働く女性も3人に1人は結婚していない。
この調査では、正社員と非正規の未婚率の違いについても調べている。
非正規の男性の生涯未婚率が40.4%なのに対して、非正規の女性は僅か6.5%である。
また、年収と生涯未婚率にも明確な関係がある。
未婚率が10%以下なのは年収150万円以下の女性と、年収800万円以上の男性で、女性は年収が高いほど、男性は年収が低いほど結婚していない。
この数字は45歳から54歳の年収別未婚者数の割合なので、結婚するかどうかを決めたのは10~20年前ということになる。
つまり「低収入な女性」の多くは主婦である。
非正規の女性は結婚しているのではなく、主婦が非正規の仕事で働いているのである。
女性の未婚率は年収1000万円でいきなり跳ね上がるが、ハイスペックな女性は結婚できないのではなく、独身のまま仕事をつづけた結果、年収が高くなったのである。
興味深いのは、年収600万円を境に女性の未婚率が下がっており、年収900万円代では未婚率16%と、年収2000万円の女性と変わらない。
現在の日本では、10世帯に1世帯は世帯年収1000万円以上、1000世帯に3~4世帯は1500万円以上である。
サラリーマンの給与は上がっていないので、つまり高収入の共働き世帯が増えているのである。
つまり、年収の高い女性は結婚できないのではなく、ハイスペック女子の多くは結婚していて、経済的に恵まれた家庭を作っているのである。

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