Amazon

2013年9月27日金曜日

共産主義というのは、プロレタリア革命によって国家を廃絶するのが目的なので、共産主義国家の原点は、「本来、共産主義体制には国家は必要ない」という事になる。

しかし、現時点では帝国主義国家に囲まれているから、過渡期ということで国家は必要だ」というロジックを使っていたので、ソ連という国家は、国家を廃絶するために必要な「特殊な国家」ということだった。

「国家は悪いものなのだけれども、我々は国家を廃絶するための特殊な国家なのだから、悪いよ宇佐は一切ない」という理屈だった。
しかし、そういう国家が一番悪い国家だった。

これと同じ例が、タリバーンのアフガニスタンである。
タリバーンが官かえているのは「世界イスラム革命で、世界イスラム革命によって世界に単一のカリフ帝国ができると、世界の中から国家はなくなる。今はその段階に来てないから、世界イスラム革命の拠点国家、過渡期国家としてアフガニスタンが存在する」という論理になっている。

国家というのは本来「悪」を持っているが、アフガニスタンはそういう国家ほ廃絶していく為に、神に選ばれた国家だから、テリバーンに関する限り「悪」はないという発想なのである。