為替と金利に関する定義がある。
定義1
金利の高い通貨は下落する。
金利の低い通貨は上昇する。
金利の高い通貨は下落する。
金利の低い通貨は上昇する。
定義2
通貨が下落すると金利が高くなる。
通貨が上昇すると金利が低くなる。
通貨が下落すると金利が高くなる。
通貨が上昇すると金利が低くなる。
通貨が下落すると輸入品価格が上がる事で物価が上がる。
インフレになると、それを上回る金利でなければ銀行に預金をしなくなるので、銀行は金利を引き上げる。
よって、通貨が下落すると金利は上がる。
インフレになると、それを上回る金利でなければ銀行に預金をしなくなるので、銀行は金利を引き上げる。
よって、通貨が下落すると金利は上がる。
この因果関係を逆にした「金利の高い通貨は下落する」という非常識な定義も正しいことが分かる。
このように通貨ごとの金利差があっても為替レートの変動で最終的には損も得も無くなることを「金利平衡説」という。
金融市場では通常、インフレ率と金利は同じように動くので、購買力平価説と金利平衡説は両立可能である。
効率的な市場では、長期においては、異なる通貨の購買力や金利を同じにするように為替レートが変動している。
効率的な市場では、長期においては、異なる通貨の購買力や金利を同じにするように為替レートが変動している。