Amazon

2015年3月19日木曜日

国際法の大原則では、先にやった合意と後でやった合意が矛盾する場合は、後でやった合意が優先する。
そういう形で、合意の問題は簡単に克服できてしまう。
新しい文言を付け加えることで、実質的に今まであった文言は意味が無くなってしまうこともありうる。
ジョージ・オーウェルの『アニマル・ファーム』に「動物の掟」という記述がある。
最初は「動物はベッドで寝るべからず」と書いているが、見てみたらブタたちがベッドで寝ている。
もう一回「掟」を見直すと、「動物はシーツをかけたベッドで寝るべからず」と書いてあった。
だからベッドで寝ているのは問題ないと、どんどん変わっていく姿をオーウェルは上手く描いている。

動物農場 (角川文庫) 

日本版NSCを設立する動きがある。
NSC(National Security Council)とは国家安全保障会議であり、安全保障や国際情勢について議論する機関ではなく、本来は防衛戦争を決定する機関である。
こういう脅威があった、こういう状況になっているから、戦争を初めていいかという決定をする機関なのである。
元総理大臣は一生、こげ茶色の外交旅券を持っている。
中国が宇宙の中心であり、その文化・思想が神聖なものであると自負する「中華思想」と同じく、韓国にも「大韓国」という考え方がある。
京都、奈良まで韓国の領域に入った昔の地図が韓国にはある。
高句麗時代には、ハバロフクスも領域内だった。