日本の相続税は税率が高いばかりか、制度的にも欠陥があり、配偶者までもが相続人となってしまう。
アメリカでは夫婦が共同で築いた財産は相続財産とはみなされないので、夫が先に死亡した場合、妻はその財産をそのまま引き継ぐことができる。
日本でも妻が専業主婦でも住宅などの資産は共同財産とされ、離婚時には住宅を売却し、財産を分割して分け合う事になる。
しかし、相続時にはこの共同財産という考え方は適用されず、住宅の名義が夫名義になっていれば、夫の相続財産とみなされ、遺産分割協議が必要となったり相続税は発生し、夫の死後に残された妻が自宅に住めなくなるケースも発生する。