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2013年9月25日水曜日

中国はウクライナの航空母艦「ワリヤーグ」を手に入れ、中国初の空母「遼寧(りょうねい)」とした。

中国が手に入れた問題の源泉は、ソ連の解体にある。
通常、国家が解体する時には、一国に国家継承が行われ、ソ連の場合はロシアが行った。
普通ならば、旧ソ連邦を厚生した残りの国々は、債権債務を互いに全て放棄する事になるのだが、ウクライナは債権も継承するが債務も継承すると、分割交渉を持ちかけ、各大使館の土地もウクライナは要求した。

ウクライナの債権債務は旧ソ連邦の17%あり、その分をよこせと、軍に対しても要求し、航空母艦「ワリヤーグ」も、こうした経緯でウクライナ政府がロシアに要求したものだった。

1988年に進水した作りかけの「ワリヤーグ」は、当時、黒海のニコラエフ造船所にあり、ロシアによこせと迫ったら、「基礎体力がないくせに、メンテナンスができるわけがない」という返事が来たが、ウクライナは折れず、ロシアは空母を引き渡した。

案の定、メンテナンス不能で、空母は傾きはじめ、スクラップする技術もないと大騒ぎしているところに、突然マカオのカジノ会社が「洋上カジノを計画中なので売ってほしい」と現れた。

カジノにするということで、2001年10月、タグボートで5か月かけて南シナ海に引っ張ってきた後、目的地のマカオを素通りして、そのまま大連の軍港に入り、その後、購入したカジノ会社の登記が抹消されてしまい、ウクライナ側も講義する相手がいなくなってしまった。