生協の組合証に書かれている「ひとりは万人のため、万人はひとりのため」は、もともとはファシズムのスローガンだった。
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2015年3月13日金曜日
自殺に関して世界で最初に社会学的な研究をしたのはトマーシュ・ガリッグ・マサリクという初代のチェコスロバキアの大統領である。
1897年に『自殺論』を書いたエミール・デュルケームよりも早い時期に、マサリクは『現代文明の社会的大量現象としての自殺』(1881年)という著書もあり、近代が終わって現代になってから急激に増えた自殺という現象の社会学的調査をしている。
チェコのカトリック地域が貧困だったのに対して、プロテスタント地域は裕福だった。
各地域の自殺者数を調べてみると、プロテスタント地域の方が多かった。
それまで、自殺は貧困が原因と考えられていたが、逆の結果が確認されたのである。
各地域の自殺者数を調べてみると、プロテスタント地域の方が多かった。
それまで、自殺は貧困が原因と考えられていたが、逆の結果が確認されたのである。
自殺が起きる結論として、価値観の変動が起こる事により、その変動の中で不安をより多く感じ、耐えられなくなってしまう、耐性の低い人が一線を超えてしまうのだという。
自分を取り巻く状況に大きな変化が来た時に、バーンと強く感じやすい人が自殺するのである。
マサリクとチェコの精神―アイデンティティと自律性を求めて
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