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2014年8月20日水曜日

無力感は、ある日突然やってくるものではない。

人は長いことストレスを回避するのが難しい状況にさらされると、「何をやっても無駄だ」という無力感を経験から学習してしまい、そこから努力さえ行わないようになってしまう。

これを心理学では、「学習性無力感」と呼ばれる理論で、うつ病とも深く関係していると考えられている。
しかし、誰もが無力感を学習する訳ではなく、長期間のストレスにさらされても抑うつ状態に陥らない人もいる。

「学習性無力感」理論を確立したマーティン・セリグマンは、無力を学習する人と無力感から立ち上がる人の違いは、「その原因をどこに求めるかにある」という結論に達した。

<楽観的な人の解釈>
・成功した時:自分のおかげ(内的)で、これからも続いて(永続的に)、自分はどんな場面でもうまくいく(全体的)。
・失敗した時:誰かのせい(外的)で、今だけ(一時的)、この件に限って失敗した(部分的)。

<悲観的な人の解釈>
・成功した時:誰かのおかげ(外的)で、今だけ(一時的)、この件だけはうまくいった(部分的)。
・失敗した時:自分のせい(内的)で、これからも続いて(永続的に)、自分は何をやってもダメ(全体的)。
自殺者の72%は自殺を図る前に何らかの専門機関へ足を運び、相談をしている。

NPO法人自殺対策支援センター「ライフリンク」が自殺で亡くなった500人以上の人について綿密な調査を実施し、自殺に至るまでのプロセスを分析した。
その結果によると、人は平均して4つの要因が重なって自殺していることが判明した。

「失業+生活苦+多重債務+うつ病」
「配置転換+過労+職場のいじめ+うつ病」

など、ひとつの理由だけで自殺が起きている訳ではなかった。

ただし、子供の場合は「学校でのいじめ」による単一の理由で自殺することが少なくない。

ライフリンクが運営する「いのちと暮らしの相談ナビ」では、様々な悩みに応じた相談窓口を探す事ができる。


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2011年度 各政府観光局の予算

韓国    293億円
台湾    290億円
マレーシア 132億円
日本     31億円