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2015年11月22日日曜日

ハイパーインフレを予想した時に役に立つ金融商品や投資手段として、以下が考えられる。
<プロ用の金融商品>
・債権先物売り
・債権先物のプットオプション購入
・金利スワップの固定金利の払い
・日経平均先物の売り
・プットオプション購入
・ドル/円のファーアウト・オブ・ザ・マネーのドルコール/円プットオプションの購入
<個人向けの日本金融商品>
・国内不動産の購入
 →ハードランディングの状況下になると融資を受けれなくなるので、底値での購入は難しい。
  ハードランディング時を生き延びられれば、ハイパーインフレで借金は大幅に減ってしまう。
・ドル建てのMMF
・債券ベアファンド
 →日本国債の先物の値動きとは逆の値動きをする投資信託
  日本国債の先物の価格が下落すれば、標準価額が上昇する。
  つまり国債価格が下がれば長期金利が上がり、儲かるのである。
ただ、これらは脇役であり、主役は「ドル資産の購入」である。
「安倍総理と黒田総裁チームが本当にやりたいのは、消費者物価上昇率5~7%のインフレを10年ぐらい続けて、累積赤字を実質的に半分以下にすることではないか」という憶測があるという。
確かに、これが実現すれば、物価は10年で2倍になるので、逆に政府の借金も実質的に半分に減ることになる。
マネタイゼーションでこれだけ金融緩和をしてしまった以上、いずれは5~7%のインフレは達成できるが、ブレーキがない車のアクセルをベタ踏みして、消費者物価指数7%を達成した後はハイパーインフレという綱渡りになる可能性が高い。
今後も年間80兆円ずつ国債を買い増していくので、ブレーキの無い車のスピードはどんどん加速を続けていくのである。