Amazon

2017年7月29日土曜日

全部やろうととするうちに、私達は知らず知らず何かを失っている。
自分の時間とエネルギーを何処に注ぐかを決められずにいるうちに、誰がが私達のやるべき事を決めてしまう。
そして思考停止に陥り、自分にとって何が大事なのか分からなくなる。
自分で選べない人は、他人の言いなりになるしかない。
自分に正直に生きるというのは、単にわがままになることでは無い。
不要な事を的確に見定め、排除していくことだ。
その為には、無意味な雑用を断るだけでなく、魅力的なチャンスを切り捨てる事も必要になる。
やる事を減らし、人生をシンプルにして、本当に重要な事だけに集中するのである。
ジム・コリンズは、著書『ビジョナリーカンパニー』で、成功した企業がいかにして衰退するかを分析した。
成功した企業が失敗する理由は、多くを求めすぎて規律なき拡大路線に陥ってしまうからだという。
これは個人にも当てはまる。
成功を経験した人は何でもやろうとしすぎて、そもそも何をやっていたかを忘れてしまう。
優秀な人ほど成功のパラドッグスに陥りやすい。
第1段階
目標をしっかり見定め、成功へと一直線に進んで行く。
第2段階
成功した結果、頼れる人という評判を得る。「あの人に任せておけば大丈夫」と言われ、どんどん多様な仕事を振られるようになる。
第3段階
やる事が増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されて行き、疲れるばかりで全てが中途半端になる。
第4段階
本当にやるべき事ができなくなる。
成功したせいで、自分を成功に導いてくれた方向性を見失ってしまう。
何とも奇妙な話で、成功を求める事によって、人は失敗してしまうのである。
書くことは人の仕事だが、編集は神の仕事だ。
by スティーブン・キング
決断(decision)という言葉の語源は、ラテン語で「切る」「殺す」という意味である。
余分な選択肢を断ち切れば、すんなりと決断できるという事だ。
ある調査によると年収800万円を超えると幸福度のカーブは上昇しなくなるという。
大卒サラリーマンの生涯年収は、3億〜4億円と言われている。
共働き世帯の生涯年収が6億円として、その15%を貯蓄していれば、それだけで9千万円になる。
これを年1〜2%で運用できれば、退職までに金融資産運用は1億円を超えることになる。
億万長者は、意外と現実的な目標なのである。
仕事を通じて富と幸福を生み出す手段を「人的資本」、家族な仲間との絆によって幸福がもたらされる関係性を「社会的資本」という。
金融資本、人的資本、社会資本の3つの資本は、幸福な人生を構築する重要なインフラとなる。
首都圏でマンション開発を含む大規模プロジェクトが発表されている。
中でも海浜幕張駅が最寄りの「幕張ベイタワーズプロジェクト」は、開発総面積で1995年以降首都圏で販売された分譲マンションで最大規模となる17万5809平米に、10年かけて4500万戸の住宅を建設し、1万人が暮らすオフィス・商業複合機能を備えた街を開発するという。
首都圏最大規模であり、全米一住みたい街のポートランドをモデルにした、新しい豊かさを実現する街づくりを目標にしているという。