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2015年4月19日日曜日

イエス・キリストとは、名がイエスで姓がキリストではない。
イエスは、旧約聖書のヨシュアに対応する紀元1世紀のパレスチナにごく普通にあった名である。
これに対してキリストとは、ギリシャ語の「クリストス」に由来する。
ヘブライ語の「マーシアッハー」あるいはアラム語の「メーシーハー」のギリシャ語形である。
元来の意味は「油を注がれた者」で、旧約聖書では、王、祭司、預言者を指すときにこの言葉が用いられている。
1世紀のパレスチナでは、この言葉は救世主を意味していた。
だからイエス・キリストという表現は「イエスは救世主である」という信仰を告白する意味を持つ。