住宅ローンの変動金利型は、金利が上がっても5年間は毎月の返済額は変わらない。
しかし、実際には毎月の返済額の内訳が変化していき、利息部分が増えていく。
しかし、実際には毎月の返済額の内訳が変化していき、利息部分が増えていく。
金利が急上昇した場合、利息部分が膨れ上がり、返済額の全てが利息の返済に回ることになるが、利息部分の金額が返済額を超えて不足すると「未払い利息」が発生する仕組みになっている。
未払い利息が発生するとローンの残高は全く減らず、運よく金利が下がるか、毎月の返済額を増やすかしないと、未払い利息の発生は止まらない。
未払い利息が発生する金利の分岐点は、事前に計算できる。
「未払い利息の発生する金利=毎月の返済額÷現在のローン残高×12ヶ月×100」
この式に当てはめると、仮に毎月の返済額が8万円で、住宅ローン残高が3000万円だったとしたら、「8万円÷3000万円×12ヶ月×100=3.2%」となり、変動金利が3.2%以上になった時点から未払い利息が発生することになる。