日本人の労働生産性はOECD34ヵ国中21位と、先進7ヵ国の中で最下位である。
日本のサラリーマンは過労死するほど働いているが、2014年の一人あたりの労働者が生み出す富(付加価値)は、7万2994ドルと、アメリカ人の11万6817ドルの7割以下しかない。
これは日本人の能力がアメリカ人より3割も劣っているのか、そうでなければ「働き方」の仕組みがまたがっているのである。
しかし一方で、日本の若者の失業率が低いという良い点もある。
少子化の影響が明らかとなり、今や新卒の就職率は98%になっている。
大学を卒業したら全員が仕事につけるような国は、先進国では日本くらいしかない。
2015年の15~24歳り失業率は、すべてンで53.2%、イタリアで35.3%、フランスで23.8%もあり、多くの先進国では若者の失業が大きな社会問題となっている。