世界史を考える場合、重要なことが2つある。
第一は、交通やコミュニケーションが発達するまでは世界史は成立しなかったという事実である。
その意味で、世界史とは近代的な現象なのである。
その意味で、世界史とは近代的な現象なのである。
第二に、世界史は複数存在するという事である。
ちなみに、25年ほど前までは単一の世界史が成立すると考える人々がいた。
マルクス主義の唯物史観に基づいて、歴史は原始共同体、奴隷制、封建制、資本主義、社会主義、共産主義と発展していくという仮説が一定の影響力を持っていたのである。
ちなみに、25年ほど前までは単一の世界史が成立すると考える人々がいた。
マルクス主義の唯物史観に基づいて、歴史は原始共同体、奴隷制、封建制、資本主義、社会主義、共産主義と発展していくという仮説が一定の影響力を持っていたのである。
だから、ソ連の義務教育では「世界史」という科目は存在しなかった。
なぜなら、共産主義を目指すソ連の歴史の中に世界の歴史は吸収されていくと考えていたからである。
だから、ソ連史の教科書に米国や日本の歴史についても記述されていたのである。
なぜなら、共産主義を目指すソ連の歴史の中に世界の歴史は吸収されていくと考えていたからである。
だから、ソ連史の教科書に米国や日本の歴史についても記述されていたのである。