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2013年3月23日土曜日

子供にかけた教育費は、6%の利回りで帰ってくるというデータがある。

親にとって、子供への教育費は効率の良い投資だと言える。
短資会社という金融機関同士の短期資金の貸し借りを仲介する業者が、日本には3社(上田八木短資、セントラル短資、東京短資)あり、その経営陣には、多くの日本銀行出身者がいる。
「長期投資のグル」であるジェレミー・シーゲル(ペンシルバニア大学)によれば、1802年から2世紀でアメリカの消費者物価は10倍に値上がりしたが、最初の年に米国債に1ドルを投資していると200年後には1万ドルになった。

それに対して、1802年に株式インデックスに1ドル投資していれば、750万ドル増えた事になる。

株式投資は、何もしなくても二世代で億万長者を生み出すパワーを持っている。
2012年末時点の世界の株式時価総額は約55兆6600億ドル(4840兆円)。

2009年末時点では約45兆9600億ドルだったので、世界の株式マーケットは3年間で21.1%拡大した事になる。

          時価総額(百億ドル) 対世界比率
アメリカ           20008334         35.9%
中国(上海+深セン)      3697376      6.6%  
日本               3681994      6.6%  
イギリス               3396504      6.1%  
フランス(+α)         2832188      5.1%    
香港              2831945         5.1%    
インド               2497827         4.5% 
カナダ               2058838         3.7%   
ドイツ               1486314         2.7%  
オーストラリア        1386873         2.5%
スイス              1233438         2.2%
ブラジル           1227447         2.2%
韓国               1179419         2.1%
スペイン               995088      1.8%
南アフリカ              903371      1.6%
ロシア                825340      1.5%
シンガポール          765077      1.4%
台湾                735292       1.3%
メキシコ              525056       0.9%
トルコ               315197       0.6% 


上位20カ国        52582928        94.5%
世界合計         55664069

経済学的に最も正しい投資法とは、世界市場全体に投資いる事なので、それぞれの市場のインデックスを時価総額の比率に応じて保有することで、世界市場ポートフォリオが完成する。
世界で最も尊敬されている投資家のウォーレン・バフェットは、ニューヨーク大学で投資理論の先駆者であるベジャミン・グレアムの教えを受けた後、1956年に25歳で故郷のネブラスカ州に戻った。

そして、家族や友人から資金を募って小さな投資会社を始めた。
この時のバフェット地震の出資額は100ドルだった。

バフェットの最初の大勝負は32歳の時で、カード会社のアメリカン・エクスプレスが、取引先のスキャンダルにより、株価が65ドルから35ドルへと半値に暴落した。
バフェットは、このスキャンダルがカード事業の主要業務に影響を与えない事を確認すると、当時の運用資金の4割に当たる1300万ドルを投じて、同社株式の5%を取得した。
その後2年間で株価は3倍になり、バフェットは2000万ドルの売却益を得た。

現在の資産は420億ドル(5兆円)と言われているので、最初の100ドルを半世紀の間に4億2000倍に増やしたことになる。
バフェットは、この莫大な資産を、投資のみで築いたのである。