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2015年5月21日木曜日

米国ピュー・リサーチセンターによると、世界人口に占めるイスラム人口は15.7億人、比率で言えば22.9%と推定される。
ちなみに、多くの日本企業が進出しているインドネシアの人口の88%がイスラム教徒である。
2014年末の衆院選挙の内実を考えると、ポピュリズムと言うには疑問が多い。
この総選挙の投票率は、史上最低の52.66%だった。
つまり、表面的には自民党圧勝だった総選挙の実態は、3つの組織(創価学会、連合、共産党)の闘いだったのである。
創価学会は各選挙区で約2万票あると言われており、小選挙区で2位の候補者に2万票以内の差で当選した自民党議員は、創価学会の選挙協力がなければ落選する公算が高いのである。
しかもこの総選挙で、自民党は2議席減らしており、議席を減らしての勝利は有り得ない。
一方の公明党は4議席増やしており、3つの組織の中で創価学会が最も強かったというだけなのである。
北海道では新党大地の鈴木宗男氏が民主党についた結果、民主党が2議席から5議席に増えている。
新党大地は北海道の全選挙区のうち、12~13%を動かすことができる。
ギリシャ神話にナルキッソスの話がある。
ナルキッソスは誰からも愛され慕われる美少年だった。
女性だけでなく男性からも愛されたが、ナルキッソスは受け入れる事はなく、絶望して自殺した者もいた。
妖精のエコーも彼に恋をしたが、冷淡に拒絶され、悲しみのために姿が消え、声だけが残った。だから英語、ドイツ語、ロシア語などで「こだま」の事をエコーという。
復讐の神ネメシスは、他者の愛を受け入れないナルキッソスが自分以外を愛せないようにする。
ある時、ナルキッソスは水を飲もうと泉に身を乗り出した時、そこに美しい少年を見て、ひと目で恋に落ちた。
泉に映った自分の姿に恋い焦がれたのである。
この姿を愛するあまりナルキッソスは、泉から離れることができず、やがてやせ細って死んだという。
自己愛や自己陶酔を意味するナルシシズムは、この神話に由来する。
現在の沖縄県は、1872年に明治政府によって琉球藩とされ、1879年の琉球処分により沖縄県として日本国の一部とされるまては、琉球王国という独立国家だった。
つまり、沖縄は日本にとって外部領域であり、内国植民地なのである。
現在も日本は沖縄に対して宗主国なのである。
18世紀のヨーロッパ人の殆どが、オーストラリアの存在を知らなかった。
1770年にエンデバー号にのったジェームズ・クックは、オーストラリア東海岸へ遠征に出た。
しかし、そこは荒涼とした風景が広がるばかりで、クックの遠征からその後17年間、オーストラリアに向かった者はいなかった。
こうした中、1787年にイギリス政府は、オーストラリア大陸を広大な監獄にしてしまうという決断をした。
イングランドの犯罪者は、それまでは絞首刑や禁固刑を受ける代わりにアメリカのプランテーションで強制労働を科せられていたが、1987年にアメリカが独立したのと、またイングランドの監獄も収監定員を超え始めたのが背景にあった。
囚人を乗せた最初の艦隊を率いたのが、アーサー・フィリップで、同時に彼は植民地統治も委任されていた。
この1787年の第1回の航海から1868年までの間に、イングランドとアイルランドから16万人以上の囚人がオーストラリアへ移送れた。
つまりオーストラリアは、イギリスによる「排除の論理」で作られた植民地なのである。
ちなみに、1770年にジェームズ・クックがオーストラリアに上陸した当時、30万人の先住民であるアボリジニーが住む「無人の地」では無かった。
イギリス政府は、アボリジニーの殺害を厳しく禁じていたが、市議リスから排除された人達によって、アボリジニーは巧妙に排除されていった。
安倍首相は、就任当時、改憲が必要な理由として「手続き論」、つまり押しつけ憲法論を展開したが、やがて口に出さなくなった。
それは、大日本帝国憲法もまた押しつけ憲法だったという事に気付いたからだろう。
大日本帝国憲法は、国民と全く関係のないところで官僚が作成したものであり、それを天皇の名において制定した欽定憲法であり、国民にとっては押しつけ憲法には変わりない。
福沢諭吉や中江兆民は、大日本帝国憲法の発布が国民の精神的成熟が伴わない状況下で行われたと据え、冷ややかな目で見ていたという。
大日本帝国憲法は、日本時によって書かれた憲法だとの主張もあるが、これは間違いである。
お雇い外国人の法律顧問のヘルマン・ロエイレルやアルバート・モッセが大日本帝国憲法の起草に大きく関与しており、日本国憲法が外国人が書いた押しつけ憲法だから気に食わないという議論は成立しない。
30年ほど前の1980年頃と比べると、人民元は急落している。
当時は1ドルが1.74人民元だったのが、現在は1ドル6人民元と、4分の1になっている。
対円だと1人民元は150円だったのが、20円と8分の1になっている。
これだけ人民元が安くなれば、中国が世界の向上になるのは当然だった。
2000年から2010年の国防費を比較すると、ロシアは8.63倍、中国は3.92倍、韓国は2.04倍、米国は2.26倍、オーストラリアは1.97倍、EUは1.31倍に増えている。
ちなみに日本は0.96倍に減らしている。