Amazon

2015年10月23日金曜日

外務省ほど離婚率が高く、そして職場恋愛が多い役所はないと言われている。
外務省は学閥ではなく言語閥があり、ロシア語、英語、中国語、フランス語、アラビア語、ドイツ語といった言葉での縦割りの派閥なのである。
だから、例えばロシア課長になると一番権限を持つことになり、ロシア語閥の部下の将来はその課長が全部握ってしまう。
そして気に入った女性が職場にいると、すぐに口説くという。
通常は、検察の言う通りに調書を書けば、拘置所を20日で出られる。
辻元清美も20日で出れたし、5億円を貰ったとされた田中角栄も20日で出ている。
しかし、鈴木宗男は国策捜査に対して、奥さんから「あなたが悪い事をしていないなら、戦いなさい。何も心配ないから、ここは権力と妥協しないでください」という手紙をもらい、検察のシナリオを受け入れず、437日も拘置所で頑張った。
437日の拘置日数は戦後に逮捕された国会議員で最長である。
そして、奥さんからは「そこで出されるごはんは食べてはいけません」と手紙には書かれていて、「差し入れをする」と言われた。
拘置所だから昼と夜は差し入れができたが、朝食は差し入れができないので、奥さんから「朝食一食は抜け」と言われ、検察の悪魔のささやきと決別できたという。
「悪魔のささやき」とは、「鈴木先生、バッジを外しなさい。政治家を辞めなさい」というシグナルを検察は送ってくるという。
戦時中の日本では、小学校の校門に入る時には御真影を拝んで、「天皇陛下万歳」とやっていて、中学校には配属将校までいた。
国会でさえて、言論の自由は無く、政権批判の声を上げたのは、中野正剛と三木武吉と鳩山一郎、斎藤隆夫ぐらいだったという。
これまで集団的自衛権というものは14回使われていて、国連に報告されている。
そのうち1回は湾岸戦争の時に国連決議があり、もう1回はアフガンの時で。日本が給油で協力し、これも国連決議があった。
この2回については、国連集団安全保障のうちと言ってもよい。
しかし、あとの12回は民主化の弾圧、中東の内戦、旧植民地の利権確保であり、第二次世界大戦以降の戦争は、世界中が集団的自衛権でやっている。
石橋湛山の盟友に、中国との国交回復に力を尽くした松村謙三は、「議員は自分の生活を支える給料取りではない。国民に対する奉仕者である」として、生涯、自分の職業を「無職」と書いていたという。