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2013年6月12日水曜日

マクドナルドの100円ハンバーガーの想定原価

バンズ 12円
肉   18円
ピクルス 4円
タマネギ 2円
マスタード、ケチャップ 4円
包装紙  4円
合計  44円

原価率は44%と、100円ハンバーガーだけでは飲食店の採算ラインとなる原価率30%を大幅に超えてしまっている。

しかし、再度メニューのポテトMサイズ250円の想定原価

冷凍ポテト135g 53円
包装紙  10円
合計63円

と原価率は25%と低くなっている。

また、ドリンクMサイズ200円の想定原価は
ドリンク原液 6円
カップ 9円
ふた  1円
水・氷 4円
合計20円

と原価率は10%となっている。

マクドルドの儲けのカラクリは、合わせて原価127円をセットメニューで480円にして、原価率26%にすることで、利益の出る商品に変貌させている。

ちなみに、カロリーはハンバーガーの274kcalに対して、ポテトはMサイズで456kcalもあり、想像以上に高カロリーである。
「3000円で寿司食べ放題」の店では200貫食べないとモトは取れない。

寿司1貫当たりの想定原価

マグロ14.3円 (シャリ8円、ネタ6.3円)
ハマチ15.4円 (シャリ8円、ネタ7.4円) 
イワシ10.1円 (シャリ8円、ネタ2.1円)

原価は10~15円に収まっており、寿司屋は「カウンタービジネス」の一種に分類され、配膳係りがいない為、人件費はかからない

ちなみに焼肉の食べ放題だと、通常の1皿(1人前)は100gだが、食べ放題の場合は80gと少なめとなっている。

焼肉食べ放題の1皿の想定原価
牛肉80g 123円
豚肉80g 55円(肩ロース)
平均1皿80円程度となり、多くの食べ放題大手チェーンの食べ放題価格2625円のモトを取る為には、33皿(5人前)食べる必要がある。
国内1,253店、海外108店を展開する「CoCo壱番屋」のカレーは「ポークカレー」をべースにし、このベースルウを使って多種メニューを提供している。
更に別料金で30種類ほどのトッピングが用意され、辛さも10倍まで調整できる。
カレールウは、ハウス食品の家庭用ルウがベースになっていると言われている。

ベースのポークカレー450円の中身(想定原価)
ライス300グラム 42円
豚肉50グラム 22円
カレールウ 30.5円
合計 94.5円

原価率は21%と、一般的な飲食店の原価率30%を下回っている

トッピングのロースカツ250円の原価は30円、フライドチキン200円の原価は28円と、チェーン展開の強みである大量一括購入により、トッピングの原価率は10~14%程度に抑えられている。

客単価は833円(2010年5月決算説明会資料)なので、ベースのポークカレー450円に、400円程度のトッピングをしている計算となる。

日本では1人当たり年に84回もカレーを食べており、月に2.5回カレーが作られている。
つまり、月に7回はカレーを食べ、そのうち1/3以上は家庭でカレーを食べていることになる。

日本人は5歳からカレーを食べているとすると、30歳までに2100回もカレーを食べることになる。