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2015年12月28日月曜日

「住宅ローンの頭金は2割必要」とよく言われるが、頭金の額と本人の返済可能額とは、何ら関連性はない。
5000万円の物件を頭金2割出して4000万円の住宅ローンを組むのと、4000万円の物件を頭金ゼロのフルローンで組むのとではね返済金額は同じである。
頭金を2割入れようと3割入れようと、毎月の返済金額がキツければリスクは高くなる。
「頭金2割」というのは、かつて住宅金融公庫の時代に、物件価格の8割までしか住宅ローンの融資をしてくれなかったので、その名残りである。
運用利回りを無視した単純計算で、毎月21万円の貯金を40年間続けると1億円貯められる。
「日本の財政は安全だ」という主張の根拠に「政府の資産も債権も豊富で、純資産は膨大にあるから」というのがある。
それならば、その資産を直ぐに売却して補填に充てればよく、赤字国債の発行や増税は不要なはずである。
現在の国債残高は1000兆円を超え、ほぼ毎年40兆円の新規国債を発行する財政状況となっている。
これが毎年続くとしたら、25年後には更に1000兆円に増え国債残高は2000兆円になり、50年後には3000兆円になってしまう。