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2014年1月14日火曜日

飛鳥時代創業で社寺建築事業を営む「金剛組」は、大化の改新以前の元号もない時代から1400年以上も存続し、世界最古とされている。
ある程度、危険を冒せば、自分の人生を操作出来る。

by クレイグ•ベンダー
ヒトゲノムを解読した男
彼は21歳の時、陸軍特別部隊としてベトナム戦地に赴いた。
WHOの推計によれば、世界には3900万にの失明者がおり、その80%が治療できたかもしれない「無用の失明」である。

特にインドでは、原因の60%が簡単な手術で治る白内障である。

インドの「アラヴィンド眼科医院」では開設から34年経った2010年に、年間250万人を診療し、30万件の手術を実施している。
これは、イギリスの国民健康サービスの過半数に相当するが、必要経費はその1%以下である。
1つのことを1万時間やり続ければ、その道で一流になれるという

しかし、実際には50時間費やした後で、9割の人が好きになれない、向いていないといった理由で脱落する。

さらに50時間費やした人の9割が諦める。

このサイクルが繰り返されるので、運だけではなく、続ける熱意が必要となる。

1万時間費やした人は、やり続けるという意思を持って何度も選び続け、様々な過程の中で選ばれた人である。
18世紀、鎖国下にありながら、外様大名で財政難にあえぐ薩摩藩は、琉球王国と朝貢貿易を行っていた清国と「抜荷」と呼ばれる密貿易をしたいる中で、中国から求められたのは「昆布」だった。

地理的に昆布を入手できない薩摩藩は、同じ外様大名の加賀藩領内の「越中薬売り」に薩摩領内での営業を認める交換条件に蝦夷地の昆布を提供させた。

薩摩藩は、昆布貿易による莫大な資金で近代的な軍備を整えた。
地球上には数多の言語が存在しているが、少なくとも80%が未だ記録に残されておらず、今現在でも、何が失われつつあるのかすら正確には分かっていないという。

薬草について秘伝の知恵を守る為に、秘密の言葉を編み出したボリビアのカラワヤ族。
99種類の海水の形状を識別できるユピク族。
1つの単語だけで特定のトナカイを識別できるシベリアのトファ族
JR東日本の鉄道整備株式会社(通称「テッセイ」)の清掃員(別名「お掃除の天使たち」)は「魅せる清掃」で、世界から注目を集めている。

新幹線の東京駅での折り返し時間は12分。
乗降時間に5分かかるので、トイレ清掃を含め7分間で全ての車両清掃を済ませている。

さらに、車両清掃チームは、列車が入線する3分前にホーム際に整列し、新幹線が入ってくると深々とお辞儀で出迎え、清掃を終えたチームは再度整列し、ホームで乗車待ちの客に、「お待たせしました」と一礼する。
労働組合が擁立する候補者の「集票率」は著しく衰退している。

2007年の参院選の時に民主党に50万8000票を集めた自治労は、2010年には13万3000票しか集票できなかった。

情報労連は、30万7000票から15万票に半減。
日教組は、22万5000票から13万9000票に落ち込んだ。
子どもの貧困の要因は、ヨーロッパでは親が無職の状態だが、日本の場合は、親の失業問題というよりも、ワーキングプアの問題となる。

日本の場合、夫婦共働き(勤労者が2人)世帯の相対的貧困率は、勤労者1人の場合の貧困率とさほど変わらない。
生活保護の受給が加速度的に増えている。

大阪市の場合、生活保護受給世帯のうち、65歳未満で働ける人のいる世帯の割合は2008年8月には9%だったが、2011年3月には21%に増え、実に18人に1人が生活保護の受給者と言われている。

仕事があれば就業できる稼働年齢者の割合が、増えているのが最近の特徴で、このままの増加率が続くと、消費税8%分を生活保護費に投入しなければならなくなる。