セブン-イレブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」の年間販売額は、開始時の2007年の800億円から、2014年には8150億円にまで拡大している。
イオンのPB「トップバリュー」の販売規模を既に上回り、近い将来、国内小売のPBとして初の1兆円超えが見込まれている。
セブン-イレブンは、熱狂的なファンを持つ「ガリガリ君」をPBに取り込んでしまい、「セブンプレミアム」史上初の共同開発商品で、PBにもかかわらず、本来の製品ロゴとPBロゴが並ぶパッケージで売出している。
缶コーヒーについては、2010年にまずUCCと手を組み、「ブランド買い」が多い缶コーヒーファンを取り込む戦略で、「セブンプレミアム」の缶コーヒーね年間販売額は4900億円まで拡大に成功した。
さらに2014年には業界2位のサントリー「BOSS」と組み「ワールドセブンブレンド」を売り出し、缶コーヒーの年間販売額は8750億円まで増やしている。
にもかわらず、2015年には業界1位の日本コカ・コーラ「ジョージア」と手を組んだ。
またセブン-イレブンのPBは進化し、2010年9月には「セブンプレミアム」のワンランク上の「セブンゴールド」を誕生させ、「金の食パン」「サントリー金のビール」など高価格商品を販売している。
「金の食パン」は単価が250円と通常の食パンの倍近い価格ながら、発売2週間で65万個を売り上げている。