集団的自衛権を進める側は、日本を取り巻く安全保障環境の変化という理由と、テロの問題に国際社会が共同して対処する時に日本は何もしなくても良いのか、といった国際義務という理由の2つを振りかざして、集団的自衛権が必要だという議論をしている。
しかし、テロその他の国際的な紛争に国際社会と協働して対処するという話と、日本を取り巻く中国・朝鮮半島情勢への対処するというのは、本来矛盾する。
自衛隊が海外へ行ってしまうのであれば、本土の防衛が手薄になり、限られた戦闘能力をどこに優先的に投入するかを考えると矛盾する。