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2014年7月30日水曜日

総務省の調査によると2013年の国内空き家戸数は13.5%に当たる820万戸。
2028年には23.7%が空き家になるという。
慶應義塾ニューヨーク学院は、アメリカのニューヨーク州ウェストチェスター郡のパーチェスにある高等学校である。

日米の教育制度の違いにより、日本の学校でいうと、高校に中学3年を加えた4年生の学校である。

創立は1990年で、元々は日本人駐在員の子女教育を念頭において設立されたが、バブル崩壊とともに、日本人駐在員が減り、現在は生徒の大半が日本から単身留学する子供たちである。

定員は日本の中3に当たる第よ学年が60人、日本の高1から高3に当たる第10学年から第12学年が各120人となっており、全校生徒は定員420人。

2013年10月時点の生徒数は329人であり、定員割れしている。
海外経験を積んで卒業して帰国後は、慶應義塾大学への入学が保証されている。

学費は、寮生の場合、初年度が4万7000ドル(500万円)。
スイスのボーディングスクールに比べれば格安である。
有名なスイスのル・ロゼ学院の年間費用は8万スイスフラン(880万円)
小学校受験では、大学入試でいう「赤本」などの公開試験情報がなく、情報は幼児教室に偏在している。

つまり、一般の人が、適切で十分な量の小学校受験情報を確保するのは難しい。
その為、小学校受験には幼児教室が事実上必須という構造になっている。
小学校受験をするのは、日本全国の中でも東京、京都、大阪などに限られる。
東京の中でも、港区、渋谷区、千代田区、新宿区は2割以上の子供が私立小学校に通っているという。

地価と私立小学校進学率には相関関係がある。
早稲田大学の一貫校には、大学と同一法人である付属校として「早稲田大学高等学院中等部・高等学院」(男子校)と「早稲田大学本庄高等学院」がある。

また別法人が経営する係属校として、「早稲田中学校・高等学校」(男子校)、「早稲田実業高等初等部・中等部・高等部」、「早稲田摂陵中学校・高等学校」、「早稲田佐賀中学校・高等学校」、「早稲田渋谷シンガポール校」がある。
日本人は1873年に誕生した。

明治になって1871年に戸籍法が制定され、その後1873年に太政官布告が交付された。
太政官とは現在の内閣総理大臣なので、閣議決定ということになる

この太政官布告で、国籍の違う人同士が結婚した場合、女性が男性の国籍になるという規定され、日本の家制度となった。
また、外国人男性が日本で婿養子になる場合は、日本の国籍が得られると規定された。

つまり、この太政官布告以前は、国籍という考え方がなかったのである。
それまでは、近代的な概念でいう日本人は存在しなかったということになる。

「日本国籍を持った人が日本人」という定義が生まれたのは1873年からとなる。
鎌倉幕府の成立は、かつて1192年と教えられ、「いい国作ろう鎌倉幕府」という語呂合わせで年号を暗記させられた。

源頼朝が征夷大将軍に任じられた年が1192年だから、鎌倉幕府成立も1192年とされたのである。

ところが、その後の日本史の研究により、鎌倉幕府はそれよりもっと前から成立されており、現在では1185年成立説が有力となっている。
日本の高校では、「世界史」と「日本史」という科目がある。

しかし、ヨーロッパの高校では「歴史」という科目しかない。
ヨーロッパの国々にとっての「歴史」とは、自分の国がヨーロッパの中でどういう位置にあったのかを記したのが、彼らにっとっての「歴史」なのである。

その為、ヨーロッパの人々には、世界史という意識は薄い。

このヨーロッパの歴史学を輸入して、日本の「世界史」は作られた経緯があり、内容がヨーロッパ中心の歴史感となってしまった。
2009年にメキシコで流行した新型インフルエンザは、世界的な感染爆発「パンデミック」の恐れがあった。

WHO(世界保健機構)が世界中からデータを集めて、国別の患者数を集計したところ、当時、この新型インフルエンザの患者数が世界で一番多かった国は日本だった。

メキシコやアメリカでは、高熱が出たくらいでは病院に行かない。
日本は医療費の自己負担額が低い為、軽い症状の時期に診察を受ける事ができ、結果として、患者と認定される人が多かったのである

日本人がインフルエンザにかかりやすいということではなく、日本の健康保険制度が充実している事が証明された。
スペイン風邪のウイルスの正体については、長い間不明のままだった。

ところが1997年に、アラスカの永久凍土からスペイン風邪で亡くなった人の遺体が発掘され、その遺体のウイルスを分析した結果、鳥インフルエンザの遺伝子が発見された。

スペイン風邪は、鳥インフルエンザ由来だったのである。
1918年から1919年にかけて、世界中で大流行したスペイン風邪は、最初はアメリカで始まった。

丁度、第一次世界大戦の真っ最中で、アメリカも参戦する事となり、アメリカの若者がヨーロッパ戦線に送られた。
全米から集められた若者が、密閉された兵舎で共同生活をした為、風邪が新兵の間で流行した。
そこで元気な新兵だけを船でヨーロッパ戦線に送り込んだ所、今度はフランス、イギリス、ドイツでもこの流行風邪が一気に広がってしまった。

戦争中なので、どの国も自国の兵が風邪でバタバタ倒れている事を極秘にしたが、スペインだけが、この流行風邪について報道した。

スペインは中立国で戦争に参加していなかった為、風邪の流行について伏せる必要がなく、大勢の国民が大変な風邪にかかっている事が報道された。

その為、「スペイン風邪」という名前が付いた。

このスペイン風邪によって、世界中で4000万から5000万人が死んだと見られている。
感染者は6億人にのぼり、当時の世界人口は18億人だったので、3人に1人がかかったことになる。
日本でも大流行し、内務省の記録によれば39万人が死亡している
後の調査では48万人が死亡したと言われている。

第一次世界大戦の戦死者よりも、スペイン風邪で死亡した人の方が、圧倒的に多かった。
人間の細胞の中にあるミトコンドリアのDNAは母親からしか伝わらない。
つまり、人の細胞のミトコンドリアDNAを調べると、母親、祖母と母系を遺伝的にさかのぼる事が可能となる。

今から20数年前に、アメリカの遺伝学者が、無作為に選んだ多くの民族からなる147人のミトコンドリアを調べた。

その結果、147人のミトコンドリアDNAは、20万年前(正確には16万年プラスマイナス4万年)のアフリカにいた一人の女性に由来することが判明した。
この女性の祖先は、「トコンドリア・イブ」と呼ばれている。
「イブ」とは旧約聖書のアダムとイブの「イブ」である。

これにより、人類はアフリカで誕生しアフリカから世界に広がっていったと考える説の説得力が高まった。
「宇宙の誕生は137億年前」というのが定説だったが、つい最近、138億年前だということが分かったという。

これはビックバン直後に出た光が、宇宙に残っているのを観察して分析し、宇宙の年齢を計算することで分かった。
慶應義塾幼稚舎は、2014年に創立140周年を迎える、日本で最も古い私立小学校である。

日本には私立小学校が213校あるが、慶應義塾幼稚舎が最も人気があり、定員144人に対して2014年度入試では、1607人が志願し11倍り倍率だった。

慶應には「慶應義塾幼稚舎」と「慶應義塾横浜初等部」の2つの小学校がある。
卒業生は、「慶應義塾普通部」(男子校)、「慶應義塾中等部」、「慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部」(中高一貫)の中学に進学する。

その後、「慶應義塾高等学校」(男子校)、「慶應義塾志木高等学校」(男子校)、「慶應義塾女子高等学校」、「慶應義塾ニューヨーク学院」へ進み、その殆どが慶應義塾大学に進学する。

横浜初等部は原則全員が、慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部に進学し、その殆どが慶應義塾大学に進む。
奈良県の「ナラ」というのは、「国」という意味を持つ朝鮮語である。

その為、朝鮮半島から渡ってきた人々が、あの場所を「ナラ」と呼ぶようになったという説がある。

また、東京の西武新宿線には「高麗(コマ)」という駅があり、ここも高麗人が渡って住み着いた場所である。
日本には「ニッポン」と「ニホン」という2つの読み方がある。
自国の読み方が二通りあるのは世界でも日本だけである。

組織名に「日本」が入っている場合、ニホンと読ませる組織と、ニッポンと呼ばせる組織がある。

日本放送協会は「ニッポン」が正式で、日本航空、日本大学、日本経済新聞、日本オリンピック委員会も「ニホン」と呼ぶ。

この二通りの読み方の経緯についての手掛かりに、外国の辞典がある。
安土桃山時代に来日したポルトガル人が、日本語とポルトガル語の辞典を編纂した。
その中で、「ニッポン」「ジッポン」「ニッフォン」という読みがアルファベットで記載されており、16世紀には現在に近い読み方があった事が分かる。

そして、ニッフォン、ニッポンという言葉が中国に渡り、中国はそれをジッポンと発音し、やがてジッポンがジパングとなり、ジャパンになっていった。
つまりジャパンの語源はニッポンなのである。

さらに、当時のポルトガル語の辞典には、日常的な場では「ニホン」と言い、あらたまった場所では「ニッポン」と発音されていたと書かれている。

ちなみに、1934年に当時の文部省臨時国語調査会が「ニッポン」に統一しようという決議をしたが、政府に採択されず、統一されないまま両方が使われいる。
そして2009年には、政府はニホンとニッポンは両方使われているので、どちらかに統一する必要はないという閣議決定をしている