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2017年9月3日日曜日

悪魔について論じた本は日本ではオカルト系に分類される事が多く、書店でもスピリチャルのコーナーに置いていたりする。
歴史的な裏付けがきちんとなされていて、日本語で読めるのは、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の歴史学教授であり、哲学博士でもあるジェフリー・バートン・ラッセルが書いた一連の著作になる。
『悪魔』『サタン』『ルシファー』『メフィストフェレス』の悪魔四部作は、悪魔論に関してはこれを超える作品は今の所存在しない。
ただ、悪魔についてのきちんとした研究書ではあるが、途中でラッセル自身の考えが変わってきたり、細かなところで実証に用いた文献が変わったりしているので、一般向けでは無い。
そこで、ぜひ参照したいのが、ラッセルが「悪魔四部作」の簡約版として著した『悪魔の系譜』である。
神学をよく理解している人によつまて翻訳さらた四巻本を参照した上で訳されており、悪魔論を考えるならば、この本は必読となる。
聖書は古代の書物だが常に現実に影響を与えている。
ドナルド・トランプ大統領は、就任演説において、旧約聖書詩編133編の一部を引用し、キリスト教徒だけではなく、ユダヤ教徒であるイスラエルと、全世界のユダヤ人たちに向けて、「私はあなた方と価値観を共有している」というメッセージを発している。
金融資産1億円以上の層の完全会員制プレミアム・プライベートクラブ「YUCASEE」にこんなデータがあるという。
東京大学卒業者のうち0.0013%が現金で1億円以上を所有している超富裕層というものである。
ちなみに2015年のグローバル・ウェルス・レポートでは、超富裕層は199万人のうち東京大学卒業者は15万人しかいない。
この東京大学卒業者で、かつ超富裕層の人々に、超富裕層になるなと東京大学に合格するのは、どちらがより困難かという質問をしたところ、58%が「超富裕層になること」と回答し、「東大入学の方が困難」と答えたのは17%だったという調査結果を、開示している。
野村総研の調査によると、2015年に1億円以上の金融資産を所有している世帯数は、2001年に比べて40万世帯も増えているという。