現存する日本最古の鉄筋コンクリート造のマンションは、2015年に「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された長崎県の「軍艦島」に建つ住居棟である。
最初に建てられた地上7階・地下1階の「30号棟」が完成したのは、1916年である。
軍艦島は1974年に閉山され、廃墟の島となったが、鉄を使った構造物にとっては最悪の塩分を含んだ風に暴露され、手入れもされていないのに、100年経っても住居棟は崩壊することなく、構造物とて外観を保っている。
軍艦島は1974年に閉山され、廃墟の島となったが、鉄を使った構造物にとっては最悪の塩分を含んだ風に暴露され、手入れもされていないのに、100年経っても住居棟は崩壊することなく、構造物とて外観を保っている。
ちなみに世界最古と言われる鉄筋コンクリート造の集合住宅は、バリ16区のフランクリン通りにあるマンションで、1903年に建造された。
「コンクリートの父」と呼ばれる建築家オーギュスト・ペレの作品で、今も現役で使われている。
「コンクリートの父」と呼ばれる建築家オーギュスト・ペレの作品で、今も現役で使われている。