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2018年4月29日日曜日

日本の薬剤費が下がらない理由の一つに、製薬メーカーが医学会と癒着した関係の中で「病気の基準値を変える」と言うマジックがある。
高血圧症、糖尿病、高脂血症という三大慢性病の基準値は、次々と改訂されて秘儀しくなってきた。
例えば高血圧症の患者数は1987年には170万人だったが、2011年には907万人に増えている。
糖尿病も1990年は150万人が2012年には950万人、高脂血症も1996年の930万人が2012年には1900万人と増えている。
1980年代まては高血圧の基準は「年齢+90」とされ、「180/100」と大らかなものだった。
それが1993年にWHOと国際高血圧学会が、140/90を打ち出し、1996年には日本高血圧症患者は750万人に増えた。
さらに2008年には日本高血圧学会が130/85数値を正常値と定めたことで、幹事うは907万人まで膨れ上がった。
この基準値だと、潜在患者数は4300万人と言われ、製薬メーカーの市場規模は拡大する。
高血圧症の医療費だけで2兆円市場となり、うち9000億円が薬剤費となっている。

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