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2015年4月27日月曜日

分譲マンション市場にも市場規模という概念がある。
首都圏では、5000万円×4.5万戸=2.25兆円が年間販売価格の合計、つまり市場規模となる。
マンション価格が1割上がれば、マンションの供給戸数は1割減る。
ちなみに、近畿圏はこの1/3の約7000億円である。
この市場規模価格はリーマンショック前は約3兆円で安定していたが、働き盛りの給与水準が大幅に下がり、市場は大幅に縮小してしまった。
今回の資産インフレは郊外でも起こってはいるものの、下降局面になった時に買い支える需要層が自宅購入者しかいない市場で購入するのはリスクが高いと認識しておくべきである。
お台場にあるヴィーナスフォートでは、1時間で朝から昼、夜まで天井の空の景気が移り変わるようになっている。
日の出で空が明るくなり、だんだん夕方になってくると、人間は買い物の意欲を掻き立てられるという心理を、消費行動に結び付ける仕掛けになっているのである。
これは、もともと米国ラスベガスにある「フォーラムショップ」で使用された仕掛けを参考にしたものである。