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2016年6月7日火曜日

先物市場を見ていると世界情勢が理解できるようになる。
例えば、マシンガンの弾は鉛が原料だが、鉛毒があるので人道的観点から銅を塗らないといけないことになっている。
そのため、戦争が始まるとなると、大量に弾に銅のコーティングが必要となるので、銅の価格が跳ね上がる。
また、戦争の準備段階では食糧の備蓄が始まる事から、小麦の相場に影響が出てくる。
先物市場の動向を見ていれば、戦争になりそうな局面かどうかが見えてくるのである。
金融資産5000万円から5億円ぐらいの人達が、これから国にドンドンむしり取られていくことになる。
今回の10%への消費税増税延期のように、既に消費税で広く取っていくのにも限界が来ているので、国は取れるところから取っていくことになり、一番取れるターゲットとなるのがこの階層である。
資産が30億円以上あるような国際基準でも超富裕層とされる階層は、税を逃れるノウハウを専門的なアドバイスを受けられるが、しがらみがあって日本から転籍できない金融資産5000万円から5億円程度の小金持ちにとっては、生きづらい世の中になる。
資本主義社会においては、金儲けを否定してはいけない。
「儲けたい」という事に関しては、考え方としてはむしろマルクス経済学の方が説得力がある。
マルクス経済学と近代経済学の一番の違いは、「分配論」にある。
マルクス経済学では、労働者の賃金を分配論では説けないと考え、生産論として考える。
一方、近代経済学では労働者の給与は、企業収益の「分配」だと考える。
マルクス経済学では、社会の構造から出てくる労働者の賃金というのは、3つの要因で決まると考えられている。
1つ目は、家を借りて食事をして服を買って、ちょっとしたレジャーもしてリフレッシュできて、来月も働けるようにするための生活に係るお金。
2つ目は、家族を持って子供に教育を受けさせて、子供も労働者にするという階級の再生産、世代の再生産のためにかかるお金。
3つ目は、技術革新に応じて、自己教育するたにかかるお金。
つまり、自分や家族の生命、生活の再生産に必要な3つのお金が賃金になるという考え方である。
そして、こうした再生産にかかる費用に応じて自分の労働力を売ることで賃金をいくらもらうかが決まってしまい、そこから大きく変動しないと考える。
だから会社がいくら業績を挙げても、労働者にはそれを分ける必要はなく、それが嫌ならば雇用契約をしなければ良いという事になる。
賃金は決まっているので、会社が内部留保するのは当然である。
だからベースアップ闘争が重要になるのである。
しかし、自己教育ができなくなるような底まで落ちてくると、システムの再生産ができなくなり、国は衰退してしまう。
そこで、そうならないように国家介入が起きてくると考えるのである。
つまり、労働者でいては金持ちにはなれないという事になる。
安倍政権で、重要な位置を占めているのはTTP、消費税増税、晋天間問題の3つだった。
これら全てが、民主党の菅直人政権で決定された事である。
TTP参加を打ち出したのも菅政権だし、消費税増税を言い出したのも菅政権、そして鳩山由紀夫政権で紛糾した普天間基地問題も辺野古を埋め立てて滑走路をV字にすると決定したの菅政権である。
菅政権で決定した計画を、安倍政権は遂行しているだけに過ぎない。
つまり民主党と自民党では政策的な違いの幅というのは、殆どないに等しいことになる。
2014年11月8日に『ロシアの声』(現在は『ラジオ・スプートニク』)というロシアの国営放送局のインターネットサイトの中で、北朝鮮中央通信の声明として、「人類初、北朝鮮 宇宙飛行士が太陽に着陸と発表」という記事が掲載された。
記事の中身は「17歳の宇宙飛行士ホン・イル・ゴンさんは、高温による有害な影響から自分を守るために深夜に出発した、ホンさんが必要とした時間は、合わせて36時間。ホンさんは、すでに祖国へ帰還し、英雄のように迎えられたという。また「人類で初めて太陽に着陸した人物』は、北朝鮮の金正恩第一書記と面会する予定だという」という内容だった。
ロシアの国営ラジオが報じたこの記事の意味が分かるのは、2016年1月6日に、北朝鮮が水爆実験に成功と発表した時にリンクした。
このロシア国営ラジオは、2014年11月の時点で、北朝鮮が核融合実験に成功したということを寓話という形で伝えていたのである。
太陽というのは、核融合で燃えており、その核融合の原理を応用した爆弾が水爆である。
ちなみに、原爆は核分裂。
つまり、「17歳の宇宙飛行士が太陽に着陸」というのは、核融合の基礎的な実験に成功するまでに17年間かかったたという事で、「深夜に出発し、飛行時間を36時間必要とした」というのは、水爆の基礎実験が深夜から始まり、実権の洋数時間が36時間だったという事なのである。
もしかしたら、宇宙飛行士の「ホン・イル・ゴン」という名前にも何か意味が隠されているかもしれない。
日本語放送の「ロシアの声」が、このニュースを取り上げたのは、「北朝鮮では核融合が始まって、危険な状態になっている事を、我々ロシアは分かっていますよ」と日本に知らせるためだったのである。

ロシアの声』(現在は『ラジオ・スプートニク』