『三国志』は全体で37万字で書かれているが、そのうち唯一、「 巻三十」で周辺の2つの異民族について記されている。
2つの異民族とは、北方の「鮮卑・鳥桓」と東方の「倭国」である 。
「魏志倭人伝」として知られている「倭国条」は2000字(全体 のわずか0.5%)で記されている。
他にも、異民族は西方には「大日氏王国」があったが、三国志は晋 時代の正史として書かれた経緯があり、「大日氏王国」と親交があ った曹真・曹爽を撃った司馬氏に配慮し、触れられていない。
また、南方(南蛮)には「扶南」(現在のカンボジア)があったが 、孫氏の呉国に朝貢しており、魏国の流れをくむ晋に編纂された「 三国志」では、南蛮についても触れられていない。
これらの背景を知らずに、当時から中国にとって日本の存在が大き かったと、間違った認識をしてはならない。
2つの異民族とは、北方の「鮮卑・鳥桓」と東方の「倭国」である
「魏志倭人伝」として知られている「倭国条」は2000字(全体
他にも、異民族は西方には「大日氏王国」があったが、三国志は晋
また、南方(南蛮)には「扶南」(現在のカンボジア)があったが
これらの背景を知らずに、当時から中国にとって日本の存在が大き