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2017年5月11日木曜日

日本人も日常的に使っている「OK」という言葉は、実はアメリカの第7代大統領のアンドリュー・ジャクソンが、許可を出す時に「all correct」を「oll korrect」と書いてしまったのが、普及してしまったのだという。
「OK」がスペルの間違いから生まれたと知ってしまうと、なんか使うのが恥ずかしい、微妙な残念な感じになってしまう。
全国の繁華街に「○○銀座」があるが、もちろん東京の銀座から取られたものである。
しかし、銀座の元祖は東京ではなく京都に作られた。
そもそも銀座は江戸時代に銀貨が製造されていたところで、1601年に京都の伏見に最初に銀座が作られた。
東京の銀座は1612年からなので、京都の方がかなり早いのである。
文明が生まれる前の部族社会では、毎年0.5%が戦闘で死んでいたという推計がある。
つまり、部族間争いで、人が人を殺しまくっていたのである。
現在の日本の人口に当てはめれば、実に毎年63万人が戦いで命を落としている計算となる。
現代の日本は平和な社会であり、例えば殺人によって亡くなった人は1955年には2119人もいたが、2014年には357人まで激減している。
都市部で保育園が不足する理由は明らかで、「もうからない」からである。
保育園には国の基準を満たす「認可保育所」と「認可外保育所」(無認可)の2種類があるが、補助金を多く受け取ることができる「認可保育所」になるための基準が非常に厳しいのである。
0歳児の場合、1人当り3.3平米の面積を確保し、しかも子供3人に対して保育士を1人配置し、調理室も必要である。
園舎は2階建て以下が原則であり、広い敷地が必要となる。
だから、規制を緩和し、市場原理に任せても、保育園が増えることは有り得ない。
結婚を「永久就職」と呼ぶのは「倒産率3割の会社に入社して喜んでいるようなもの」である。
厚生労働省の調査によると、現在の日本では結婚しても3組に1組は離婚している。
社会学者の山田昌弘氏の調査によると、7割近くの女性が、結婚相手に400万円以上の年収を求めるが、400万円以上の年収の独身男性は僅か25%しかいない。
男性の大変さを最も象徴するのは、自殺率の高さであり、女性の2倍以上となっている。
2014年には1万7000人の男性が自殺をしている。
日本性教育協会は、1974年から6年毎に「青少年の性行動全国調査」を続けている。
2011年に実施した調査によると、男性大学生のセックス経験率は53.7%、女子大生は46.0%だった。
つまり、大学生までに約半数の若者は初体験を済ませていることになる。
また国立社会保障・人口問題研究所が2010年に実施した調査によると、20歳から24歳の男性のうち、セックスの経験がない人は40.5%だった。
ちなみに30歳から34歳の未婚男性でセックス経験のない割合は26.1%で、同年の未婚女性の場合は23.8%だった。
つまり30代前半の独身者は男女とも4人に1人は童貞・処女なのである。
やはり若者のセックス離れが進んでいるようだが、しかし、日本性教育協会の調査を遡ると、大学生のセックス経験率は2005年と比べれば下がっているが、バブルが始まる1980年代後半の方が、経験率は低い。
1987年の男子大学生のセックス経験率は46.5%、1981年は32.6%、1974年は23.1%と、昔の方が低い。
国立社会保障・人口問題研究所の調査も同様の結果を示している。
社会学者の柴田悠氏の研究によると、「子育て支援」は経済成長にも効果的だという。
日本を含む先進18ヵ国を対象に「何をした国が経済成長をしていたのか」を分析した結果、保育サービスの充実によって、働く女性が増えた時に、その国は経済成長率が上がるという事が分かった。
柴田氏の試算によると、0.5兆円を保育サービスの拡大に使うと、女性の労働力率(労働人口に占める女性の割合)は、0.2%上昇し、経済成長率は0.1%上昇するという。
女性の労働力率を上げるためには、子供手当を支給するのではなく、保育園を整備した方が効果的なことも分かっている。