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2017年4月25日火曜日

アメリカには「セレクティブ・サービス」(徴兵選別)という徴兵令一歩手前の制度がある。
この制度は徴兵検査でもあり、18歳で必ず全てのアメリカ国民の男性が受けさせられる。
自分が住む地域の「リクルーティング・ステイション」に出頭させられ、FI、F2の判定を受けたら、身体障害者とされて兵役免除となる。
ほかに1A、2Aの判定を受けたら「学力がある」として大学進学などで、兵役の延期が認められる。
ところがB、Cの判定を受けた高卒の青年たちは、軍隊に行かざるを得なくなるようになっている。
B、Cの判定とは、「成績不良」「学力不足」そして「素行不良」の判定なのである。
他にも、ROTCといって、名前だけは将校だが、実際には授業料免除で大学生をやりながら、毎週末に兵隊の訓練を受ける若者達もいる。
彼らは戦争が始まったら、そのまま招集されて戦場に連れていかれる。
現在のアメリカは、休止している徴兵令を、明らかに復活させようとしている。
アメリカの国家予算4兆ドルに対して、国防予算は6000億ドルと予算全体の17%を占めている。
アメリカには日本のような戸籍がなく、「出生証明書」しかない。
だからアメリカ人は、ボロボロの紙切れの出生証明書を持っている。
他には、各市に自分の住民登録があるたげで、自分ょ証明するものはそれしかない。
だからアメリカ大統領選挙では、候補者の出生地に関する疑惑が出てくる。
アメリカ合衆国憲法の規定で、大統領は「生まれながらの米国市民」でなければならない。
あるいは両親のいずれかが、米国市民であり出生地がアメリカでなければならない。
アメリカのカジノホテルの歴史は1931年にさかのぼる。
この年に大好況の失業対策「ニューディール政策」でフーバーダムの建設が始まり、ラスベガスに多くの労働者が集まり、飲酒、ギャンブル、売春が解禁となった。
4年後にフーバーダムが完成し、小さな町だったラスベガスに水が送られ、人が住めるようになり、電力供給も可能となった。
1944年に、イタリア系マフィアの親分のラッキー・ルチアーノの子分で、ユダヤ系のベンジャミン・シーゲルがラスベガスに一大歓楽街をつくる計画を思い付き、1946年にフラミンゴ・ホテルを完成させ、これが複合娯楽施設の先駆けとなった。
現在はトランプはカジノの経営から手を引いているが、カジノ経営に乗り出したきっかけは1975年だった。
この年にラスベガスで、2つのヒルトンホテルで従業員のストライキが起き、ヒルトンの株価が大きく下落した。
トランプは、世界中に150以上もの大型ホテルを経営するヒルトンで、たった2つのホテルのストライキが、株価に大きな影響を与えたことを不思議に思った。
調べてみると、このラスベガスの2つのカジノ付きホテルだけで、ヒルトングループ全体の純利益の4割近くを上げていたことが分かった。
この収益性の高さに目を付けたトランプは、カジノへの進出を決定したという。
2008年にニューヨークとフロリダで、「バーナード・マドフ事件」という巨額投資詐欺事件が発覚した。
バーナード・マドフは、NASDAQという証券取引所を開業した実績がある。
マドフの手法は、無限に資金の提供者が増え続けることを前提に出資者を募る。
実際には投資で運用利益を出すのではなく、増え続ける新たな出資者からの資金を配当の原資に回す、典型的な「ネズミ講」(ポンツィ・スキーム)だった。
ポンツィ・スキームとは、1920年にボストンでチャーチル・ポンツィというイタリア系の男が、郵便クーポンのもとめ買いの手法で、確実に儲けが出るという詐欺の手法を編み出して事件になった時にできた言葉である。
マドフのねずみ講は20年以上も発覚せずに続いていた。
個人の損失金は1人あたり数十億円から数百億円に及び、被害総額は500億ドルだった。
マドフは懲役150年の有罪判決を受けて、現在も服役中である。
トランプ大統領が公表しているの年収は3.6億ドル、個人資産は45億ドル。
しかし、本当の年収は2倍の7億ドル、個人資産も倍の100億ドル、法人を含めた資産は540億ドルと言われている。
アメリカの白人比率が急激に下がっている。
1980年には80%だった白人比率は2916年には68%にまで下がっている。
世論調査会社のピュー・リサーチ・センターによると、白人比率は2020年以降には60%を切るとしている。
アメリカの人口3億人のうち2億人は白人である。
黒人は現在4000万人(13%)、アジア系は1000万人(4%)で、もう増えない。
日系人はかつては200万人いたが、結婚で白人種になっており、消滅しつつある。
これに対してヒスパニックが4500万(15%)人いる。
さらに、これ以上に違法入国した滞在者が3500万人くらい存在し、そのまま違法就労している。
ちなみに白人に入るユダヤ系は800万人いるが、クローゼット・ジュー(隠れユダヤ人)といわれるユダヤ人の血が入っている人々が2000万人いるので、彼らの政治的な力が強いのである。
2016年2月のロイター調べによると、大統領選の共和党候補の選挙費用が各候補の中で一番少なかったのはトランプだったという。
共和党の各候補が、1票を獲得するために投じた費用は、ジョブ・ブッシュが1320ドル、ルビオが260ドル、テッド・クルーズが233ドル、トランプはわずか60ドルだった。
トランプは「自分の選挙費用は自分で出す」と言って、ウォール街からの大口の献金には頼らずに選挙を戦った。
2016年2月までの8ヶ月で、公表された分だけでトランプは2500万ドルの選挙費用がかかっている。
リバタリアニズムには理想主義がなく、キレイごとを言わない。
できもしない、ありえない、現実味のない、人類の理想や願望を言わない、ありのままの泥臭い自分達の現実でいい、という考え方である。
リバタリアリズムは、1950年代に生まれた政治思想の一流派にもかかわらず、理想を言わないというのが、この思想の大きな特徴である。
リバタリアリズム(Libertarianism)は「リベラリズム」と似ているが異なる。
リベラル(liberal)という言葉を避けたので、libertan(リベルタン、遊び人、放蕩息子)というフランス語からリバタリアンを仕方なく造語してできた。
人は死の間際になってはじめて、
本気で生きてこなかったことに気づく。
by ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(アメリカの作家)
神経病や神経病患者の数が増えたのではない。
神経病に目の肥えた医者がふえたのだ。
by チェーホフ
やったことは、たとえ失敗しても20年後には笑い話にできる。
しかし、やらなかったことは、20年後には後悔するだけだ。
by マーク・トウェイン
今日という日は、残りの人生の最初の一日。
by 『アメリカン・ビューティ』
現在の能力で、できる、できないを判断してしまっては、
新しいことや困難なことは
いつまでたってもやり遂げららません。
by 稲盛和夫
事実というのは存在しない。
存在するのは解釈だけである。
by ニーチェ
幸運に出会わない人間など一人もいない。
それをとらえなかった、というまでだ。
by デール・カーネギー
集団の真ん中にいたら絶対にダメだ。
どうせならビリを走れ。
時代の風が逆から吹いたら、自分がトップに立てる。
by 大橋巨泉
資本主義の欠点は、幸福を不平等に分配してしまうことだ。
社会主義の長所は、不幸を平等に分配することだ。
by ウィンストン・チャーチル
好戦的な国民など存在しない。
好戦的なリーダー達がいるだけだ。
by ラルフ・パンチ(アメリカの政治学者、外交官)
愛国心とは、自分が生まれたという理由で、
その国が他よりも優れているという思い込みの事である。
by バーナード・ショー