Amazon

2015年4月5日日曜日

多くの銀行が店頭表示金利よりも引く金利で、住宅ローン融資する「金利引き下げ制度」を設けている。
しかし、引き下げ金利を利用できるか、どのくらいの引き下げ幅になるかは、審査の結果で決定されるので、借りる人によって適用条件が違ってくる。
住宅金融支援機構 「平成21年度 民間住宅ローン利用者の実態調査(第1回)

〇希望通りに住宅ローンの借入れができたか(n=1183)
はい  81%
いいえ 19%

〇希望通りにならなかったのはどんなことか
融資を断られた       10.3%
融資額の減額を求められた  7.4%
金利優遇が適用されなかった 3.1%
想定外の負担増となった(借入圧縮、保証料増額) 4.1%
(国土交通省・平成25年度「住宅市場動向調査」)

<住宅取得資金総額の平均>
注文住宅 4017万円
分譲住宅・分譲マンション 3600万円
中古戸建住宅・中古マンション 2300万円
返済負担率の平均は20%前後

<借入額の平均>
注文住宅    2650万円
分譲戸建住宅  2491万円
分譲マンション 2369万円
中古戸建住宅  1345万円
中古マンション 1163万円

<住宅ローンの年間返済額>
注文住宅    113.1万円
分譲戸建住宅  118.9万円
分譲マンション 121.7万円
中古戸建住宅   93.6万円
中古マンション 101.4万円
フラット35の借入金額は1万円単位。
例えば、2500万円を金利2%、35年返済で借りると、総返済額は3478万2500円となる。
2499万円借りると総返済額は3476万8600円となる。
つまり1万円だけ頭金を増やすだけで、総返済額を3900円減らすことができる。
多くの銀行が、「住宅ローン及び他の借入金を含む年間返済総額が、税込年収の35%以内まで」という条件設定をしている。
しかし、上限一杯まで住宅ローンを借りると生活が厳しくなることが多い。
安心して返済するには総返済負担率は、多くても25%以下に抑えるべきである。