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2016年1月8日金曜日

アメリカは入植して反乱を起こし、権力を掌握してから選挙で正当化するという手法で、テキサス州もニューメキシコ州も国土を力づくで拡大した。
19世紀の初めに、カメハメハ大王がハワイ諸島を統一してハワイ王国を建国した。
ちなみにホノルルに、アメリカ合衆国唯一の宮殿であるイオラニ宮殿の正面に、カメハメハ大王の像が立っている。
1881年には、王国第7代国王のカラカウア王が来日し、明治天皇と会見して移民協定を結んだ。
さらに自分の娘と日本の皇族を政略結婚させるという提案をしたが、結果的にはアメリカとの関係悪化を考慮して、日本側が断っている。
その後、アメリカから宣教師がハワイを訪れ、移住してきたアメリカ人が反乱を起こして王制を倒し、ハワイ共和国をつくり、アメリカ本土と合併してしまった。
ハワイが正式に50番目の州になったのは1959年で、終戦から15年も立ってからである。
日本が戦争で負けて、戦艦ミズーリ号の甲板で降伏文書に調印した時に、はためいていたアメリカの国旗の星の数は48だった。(まだハワイとアラスカが入ってなかった)
つまり、真珠湾攻撃の時点ではハワイはアメリカの海軍基地でしかなく、日本はアメリカ領土を攻撃したことにはならないのである。
カナダという国家は、フランスとイギリスの植民地合戦の繰り返しで成り立った。
16世紀にまずフランスが現在のモントリオールを領土だと宣言し、次にイギリスがニューファンドランド島の領土宣言をした。
それ以来300年もの間、互いに領土獲得を競い、ようやく終息したのが1857年で、ビクトリア女王の裁定で、モントリオール(フランス)とトロント(イギリス)の中間にあるオタワが首都に決定した。
そして1867年にイギリス連邦国家である自治領のカナダが誕生した。
このような歴史の結果、カナダでは東側がフランス語圏で西側が英語圏となっており、二か国語とも公用語で、道路標識も二か国語が使用されている。
なお、フランス語圏のケベック州がカナダからの独立を目指す運動を度々起こしているが実現していない。
元々が移民国家なので、多種多様な文化が混ざり合い、そこに自由な気質が育ち、「多文化主義宣言」を国としていることもあり、アメリカよりもリベラルと言われている。
ブラジルの外貨の増減は常に流動的で、FRBの方針や他国の事情に大きく影響されるが、ブラジルに投機的資金が集まるというのは、発展の可能性があるからである。
元々、油田を多数持っているところに最近も新たな油田が相次いで発見されている。
またサトウキビによるバイオエタノールも世界市場の7割以上を占め、豊かな水資源は水力発電に貢献しており、国内消費電力の9割を賄っている。
モロッコはアフリカ大陸で唯一、「アフリカ連合」に加盟していない。
理由は西サハラ(サハラ・アラブ民主共和国)との確執が原因で、西サハラがスペインから独立した際に、植民地時代以前は自国領土だったとモロッコは主張している。
その西サハラが「アフリカ連合」に加盟したため、モロッコは脱退した。
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