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2016年1月8日金曜日

カナダという国家は、フランスとイギリスの植民地合戦の繰り返しで成り立った。
16世紀にまずフランスが現在のモントリオールを領土だと宣言し、次にイギリスがニューファンドランド島の領土宣言をした。
それ以来300年もの間、互いに領土獲得を競い、ようやく終息したのが1857年で、ビクトリア女王の裁定で、モントリオール(フランス)とトロント(イギリス)の中間にあるオタワが首都に決定した。
そして1867年にイギリス連邦国家である自治領のカナダが誕生した。
このような歴史の結果、カナダでは東側がフランス語圏で西側が英語圏となっており、二か国語とも公用語で、道路標識も二か国語が使用されている。
なお、フランス語圏のケベック州がカナダからの独立を目指す運動を度々起こしているが実現していない。
元々が移民国家なので、多種多様な文化が混ざり合い、そこに自由な気質が育ち、「多文化主義宣言」を国としていることもあり、アメリカよりもリベラルと言われている。

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