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2012年11月10日土曜日

限界は自分が作るもの

by伊達公子
上杉謙信の戦績は、43勝2敗25引き分け。
アップル株は世界の時価総額(約52兆ドル)の1%近くを占め、世界の投資家の殆どがポートフォリオに組み入れている。
9月21日に705ドルの高値を付けた後、この1ヶ月で20%強下落し、時価総額はピーク時(6630億ドル、53兆円)に比べて1380億ドル(11兆円、トヨタ自動車の時価総額に相当)減少した。
各国のワーカー平均賃金(2010年、USドル/月)

オーストラリア 3,690ドル
米国      3,135ドル
日本      3,009ドル
イギリス    3,025ドル
イタリア    2,597ドル
フランス    2,290ドル
香港      1,522ドル
韓国      1,220ドル
台湾       939ドル
ブラジル     674ドル
中国(上海)    311ドル
インド      294ドル
ベトナム     114ドル
バングラディッシュ 54ドル
ミャンマー     41ドル
小松製作所は売上2兆円のうち、日本は16%のみで従業員の57%が外国人社員というグローバル企業である。
しかし、エンジンや油圧部品等の心臓部品は全て日本で生産している。
潜在取引先は世界30万社で、それ以上増える事はないニッチな市場。
全世界の総需要台数の99%を世界147カ国205社の代理店でカバーしている。
生産動態統計を使って、過去10年間に発売された新商品が付加価値の中の何パーセントを占めるか(今のマーケットのうち過去10年間の新製品が何割占めているか)計算すると、
1960年では45.3%
1970年には18.4%
1980年には10.8%
1990年には5.8%
と10年毎に新製品の占めるウェートは半減を繰り返している。
おそらく現時点では数パーセントしか新商品のウェートは無いだろう。
新しい商品が出てきて、マーケットをどんどん引っ張ってくれる効果は小さくなってきている。