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2014年7月24日木曜日

腕時計の起源には色々な説があるが、最も有力なのは1812年に、天才時計師と言われたアブラアン=ルイ・ブレゲが作った金のブレスレット用時計が世界初の腕時計と言われている。

現代の機械式腕時計の仕組みの内、3/4がブレゲが開発した技術と言われている。

ブレゲの顧客は、当時のフランス国王、イギリス国王、ローマ法王、ナポレオン・ボナパルトがいた。
ブレゲは同じ時計は作らず、全ての作品に番号が付けられており、その中でも最高傑作とされるのが、No.160の「マリー・アントワネット」である。

1783年に時計好きのマリー・アントワネットから、「どれだけ時間とお金が掛ってもかまない、この世で最も美しく、最も複雑な時計を」とブレゲに注文をしてきた。
しかし、1789年にフランス革命が起こり、アントワネットは時計の完成を見る事無く処刑された。

ブレゲもフランを追われ、スイスに逃げてからもアントワネットから依頼された時計を作り続け、完成したのは注文から44年後だった。

2008年に、この伝説の時計がブレゲ社によって3年かけて復元された。
直径6.3センチの時計の中に823の部品が組み込まれている。
世界の腕時計出荷数は9億9500万個。
うち日本メーカーは5億7400万個。

完成品とムーブメントの合計個数「日本時計協会調べ(2012年)」