社会保障制度の原点は、16世紀の貧困法であり、ビスマルクにある。
しかし、貧困法は最下層の人間を放っておくと疫病を広げてしまうとか、暴動を起こすかもしれないとか、そういう状況を抑え込むために、一定の生活を保障せねばまずいという発想で、施しという形でできた。
ビスマルクの社会政策は、鉄血宰相が考え出した社会保障制度だから、要するに革命を起こさせないためのものだった。
今の世の中の社会保障や人権の擁護は、それを超える必要がある。
IMFが最近、グローバル社会は格差の拡大に目を向けねばならないと言い出しているが、それは社会的に危うい現象だと言える。
IMFが最近、グローバル社会は格差の拡大に目を向けねばならないと言い出しているが、それは社会的に危うい現象だと言える。