徳島に『あわわ』というタウン誌を発行していた住友達也という人がいる。
2015年に『ガイアの夜明け』で紹介されたが、彼は買い物がままならない「買い物難民」の問題ほ解決すべく、小型の移動販売車「とくし丸」を過疎の地域に走らせた。
「とくし丸」は週2回、400品目を載せて、民家の軒先まで出張販売にいく。
「とくし丸」は週2回、400品目を載せて、民家の軒先まで出張販売にいく。
自身の高齢の母親が買い物難民化していたのが動機だという。
住友氏はこの事業を始める前に、カタログハウスの創業者・斎藤駿氏に相談したところ、絶対に失敗すると言われたという。
しかし、「とくし丸」は大変好評を博し、現在では全国の過疎地域を走っている。
意外な事に、都会のど真ん中の四谷でも走っている。
意外な事に、都会のど真ん中の四谷でも走っている。
小型移動者を走らせる人達は事業パートナーで、それぞれは個人営業で、商品は地元のスーパーから販売代行を委託される形になっている。
しかし、それだけでは採算がとれないので、1品目の買い物につき、購入者に10円を負担してもらう事で利益が出るという。
しかし、それだけでは採算がとれないので、1品目の買い物につき、購入者に10円を負担してもらう事で利益が出るという。
こうやって地道に始まった「とくし丸」は、現在では大手メーカーから競って新商品を積んで欲しいと頼まれる存在となっているという。
「とくし丸」での売れ行きが、高齢者のマーケットリサーチになるからだという。
「とくし丸」での売れ行きが、高齢者のマーケットリサーチになるからだという。
住友氏が決めたことの一つに、地元スーパーや小売店が残っている地域には進出しない、という共存共栄の理念がある。
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