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2017年4月25日火曜日

2008年にニューヨークとフロリダで、「バーナード・マドフ事件」という巨額投資詐欺事件が発覚した。
バーナード・マドフは、NASDAQという証券取引所を開業した実績がある。
マドフの手法は、無限に資金の提供者が増え続けることを前提に出資者を募る。
実際には投資で運用利益を出すのではなく、増え続ける新たな出資者からの資金を配当の原資に回す、典型的な「ネズミ講」(ポンツィ・スキーム)だった。
ポンツィ・スキームとは、1920年にボストンでチャーチル・ポンツィというイタリア系の男が、郵便クーポンのもとめ買いの手法で、確実に儲けが出るという詐欺の手法を編み出して事件になった時にできた言葉である。
マドフのねずみ講は20年以上も発覚せずに続いていた。
個人の損失金は1人あたり数十億円から数百億円に及び、被害総額は500億ドルだった。
マドフは懲役150年の有罪判決を受けて、現在も服役中である。

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