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2018年4月29日日曜日

出版社が一番堅く儲けられるのが、自費出版本の制作請負である。
単行本を表紙ソフトカバー4色刷り、本文1色刷りで、200ページ前後の本を2000部制作するコストは、製本代も含めて70~80万円程度でできる。
これを自費出版希望者に、1冊当たり編集コスト込で300~400円で売っており、粗利が70~80%とボロ儲けとなる。
粗利から募集広告、営業費、編集費を賄うが、担当者が1人当たり月間で7~8点担当している出版社もある。
人間には誰もが「内発的達成願望」というものがあり、子供の頃や青年期にかけて、自分の中に潜在する本能的願望として芽生えた、好きな事への原初的な要素といえるものである。
たいていの人は、子供の頃から願望を実らせることなく、経済的な理由から、大人になってやりたい事以外の職に就いている。
内的達成願望を刺激されると、退職金をつぎ込んで飲食店を開いたり、自費出版で小説や自分史づくりに走る人がいる。

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