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2015年6月12日金曜日

経済を成長させるのは難しい事なので、イギリスやイタリア、アイルランドがGDPの計算方法を変えて、麻薬取引や売春などの地下経済の活動をGDPに算入する方針を打ち出した。
これはEUが加盟国のGDPの算出基準を2014年9月から統一するのに伴う措置で、オランダは既に合法の売春による取引額をGDPに算入しており、これに合わせるというのである。
イギリス政府の推計によると麻薬取引や売春によって生み出される地下マネーは、2009年てせ100億ポンドに上り、GDPを0.7%押し上げる効果が見込まれるとのことである。
ちなみに、この数字の根拠には、イギリス国内の売春婦を6万人、大麻使用者を220万人と見積もっている。
今回のEUのGDP算出基準の統一で、合計するとEU全体のGDPは2.4%押し上げられるという。
2005年6月の国連の発表によると、世界全体の麻薬取引の金額は3216億ドルに達すると推測され、世界のGDP総額の0.9%に相当する。

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