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2015年6月12日金曜日

香港がイギリスの植民地になったのは、1840年から始まったアヘン戦争でイギリスが清に勝利し、1842年に香港島かイギリスのものとなった。
その後1856年のアロー戦争に勝利したイギリスは、香港島の対岸の九龍半島南岸の市街地も永久割譲させた。
次に1898年になって中国大陸側の深圳河より南の九龍半島と香港島周辺の島々を99年間の期限で租借したのである。
イギリスの租借地は、本来はここだけだった。
やがて租借期限の1997年が訪れ、イギリスは本来ならば九龍半島北部や周辺の島々だけを返す義務しかなかったが、香港島の飲料水と生鮮食料品が九龍半島北部から供給されていたので、九龍半島北部が中国に返還されると香港島だけでは経済が成り立たなくなっていたので、永久割譲を受けていた土地も合わせて中国に返還することになったのである。

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