ハーバード大学のアルベルト・アレシナ教授によると、財政再建に は財政支出を拡大させて景気を拡大させるケインズ的な政策より、 歳出を削減する緊縮財政の方が、効果が高いという。
財政再建の成功事例を調査すると、平均的にみて、1兆円の改善の ために7200億円の歳出削減を行い、法人税と間接税からの収入 増で2800億円の歳入拡大を達成している。
一方、財政再建に失敗した事例では、平均して歳出削減が4400 億円で、残りの5600億円の歳入確保を所得税や社会保険料の引 き上げに頼らねばならなかったとされている。
こうした分析結果から、歳出削減と歳入拡大の比率は、7対3の緊 縮財政が最も効果的である、と結論づけられている。
理由の1つとして、政府が財政を引き締めると、国民が「これで将 来より大きな痛みを伴う財政再建を行わなく済む」と安心し、その 結果、消費が拡大するからとの事。
財政再建の成功事例を調査すると、平均的にみて、1兆円の改善の
一方、財政再建に失敗した事例では、平均して歳出削減が4400
こうした分析結果から、歳出削減と歳入拡大の比率は、7対3の緊
理由の1つとして、政府が財政を引き締めると、国民が「これで将
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