2004年に自衛隊がイラクの非戦闘地域サマワに人道復興支援の為に派遣されてから10年が経つ。
自衛隊の宿営地への迫撃砲やロケットによる攻撃は13回にも及んだ。

隊員が死亡した際の対応(遺体の搬送から国葬による葬儀)も実際に検討されており、隊員の目に触れないように注意しながら、棺を10個持って行きクウェートとサマワに置いていた。

イラクに派遣された自衛隊員は5年間で延べ1万人。
隊員の精神面にも大きな影響を与えており、帰国後28人が自殺している。
帰国後のメンタル調査によると、派遣された時期によるが隊員の1～3割が精神に不調を訴えていた。